au car ? 【東海オンエア】

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メッセージを送れば



「ごめん、今お酒を呑んでしまってていけない。ちなみにてつやはこんな感じ」




と、としみつくんとざわくんから。



添付された画像には半裸で酒を抱いて眠るてつや





は、腹立つ〜〜！財布無くした私が悪いけどなんか腹立つ〜！





するとワンテンポ置いてからりょうくんからのLINE





「俺ちょうど今駅近くにいるから迎えに行くよ」


完全なる神様りょうくんです。崇めたいと思った。




「ありがとう、神様」




と返し駅の外に出て待つことにした




今日は月が綺麗だなぁ、とぼんやり空を見上げる。夏も本番がすぎ、少しだけ夜は過ごしやすくなってきた




そうか、もうここにきて1ヶ月は経ったのか…





時間の経過に今気づく。歳をとると年月が過ぎるのが早く感じるというけれど、それは本当だと思う




眩しい車の光に照らされてりょうくんが迎えにきてくれたことに気づく。


助手席に乗り込むと「おつかれ」と声をかけてくれた




「迎えありがとう、助かった」



「ふふ、Aって意外と抜けてるとこあるよね。今も空見てぼーっとしてたし」



「いや、なんか時間の経過を感じてた。歳はとりたくないなぁって」



「Aおばあちゃんみたいだね」




口を尖らせてオーバーリアクションで拗ねたそぶりを見せると、ごめんって、と笑うりょうくん




夜に見るりょうくんは普段よりかっこいい気がする、あと運転してるっていうところもかっこよさの加点対象なんだろうけど




「傷ついたのでアイスをコンビニで買ってくれないと許せません!」




少しわがままを言って困らせて見たくなった。



「仕方ないなぁ〜お嬢さんは手が焼ける」




そう言って近くのコンビニでアイスを買ってくれる姿は完全に親バカなパパ。



「心の声ダダ漏れ」



「あ、聞こえてた？」



「俺がなりたいのはAのパパじゃなくて恋人ね？」



どストレートな言葉に素直に私の胸はぐっと高鳴って聞こえないふりをしてアイスを頬張る


なんだこの２人でアイスを食らう、車内のドキドキ感。



「あ、聞こえないふりした」




「…」




「ねぇ？」



呼ばれて右に顔を向ければ




おでこにキスを落とされた




「帰りますよ、お嬢さん。」





そう言って車を出すりょうくんはずるい

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