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俺らの役割は終わって、ワゴン車に乗り込んだ
「疲れたー!」
「熱気が凄すぎん?」
あまりの熱気で俺のオレンジの髪の毛から汗がどんどん伝って垂れてくる。
「やっぱり祭りって最高だよなぁ」
用意してもらっていたペットボトルのお茶に手を出して、話していた
「車でまーす」
その合図とともに車が俺たちを乗せて動き出した
「あれ?Aちゃんいなくない?」
ざわくんのその言葉を聞いてみんなで車内を見回すとAの姿はなかった。
トイレに行って帰ってきていないのかと思って焦って運営に声をかける
「ちょちょちょ、運営さん、Aっていう専属のカメラマンがまだ…」
「あ、Aさんならもう少し写真を撮ってから帰宅するので先に皆さんをお送りするようにと申し使っておりますよ」
「聞いてない…」
みんな面白いくらいに目に見えるくらい肩を落とした。
俺もAと一緒に帰りたかったなぁと心底思った
「てかこんな夜にA1人って大丈夫?」
としみつが心配の声をあげる
「ここは治安は悪くはないけど、このご時世だし、あの人自覚ないけど超一流有名人だよ?」
…たしかに。Aはわかってないみたいだけれど、世間では名の知れている有名人。
「まぁでも、Aも大人だし…」
そうは言ってみるけどやっぱり心配になってiPhoneを手に取りロックを解除する
Aの携帯に電話をかけるがでない
撮ることに集中しててでないのかな…
そうこうしている間に車は家についた。
家に入って汗だくになった浴衣たちを脱ぎ捨てて私服に着替える。浴衣は汗を吸って乾いて…を繰り返して皺くちゃになっていた
家に着いてすぐは皆好きなことをするがままで、普通に過ごしていたが、時間が経つにつれて心配の色を見せてきた
気づけばとしみつは家の中を落ち着かずうろちょろ、りょうはソファーで貧乏揺りをして、ざわくんはひたすら電話をかけてる
「いやとしみつ焦りすぎ、落ち着けって」
「とかいいつつりょうも落ち着いてないでしょ」
「だってさすがに遅すぎん?連絡くれてもいいのに」
みんな落ち着かず、ひたすら口々に大丈夫かな、大丈夫かな、と言いながら気づけば2.3時間も経っていた
ガチャガチャ
ドアの音が鳴ったと思ったら
「ただいま〜」
Aが普通に帰ってきた
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渚(プロフ) - 「」の前に名前つけてくれると読みやすいです!お話はすごくよくて大好きです!東海オンエアも、もっと好きになりました!! (2018年4月26日 12時) (レス) id: b9e4ac9f31 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とても面白いです(⊃-^)ホロリン こんなに話も文も書けるとか本当にすごいです。(T_T) (2018年2月26日 18時) (レス) id: 79b287e614 (このIDを非表示/違反報告)
oss.2(プロフ) - さこさん» こんばんは、返信が遅れてしまい申し訳ありません(;_;) コメントありがとうございます。どうしても主人公を3人すべてと結ばせたかったので無理やりそうしてしまいました(;_;)ありがとうございます、更新頑張ります (2017年8月21日 22時) (レス) id: e9a15ad6af (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - こんばんは☆誰落ちになるんだろう…///とドキドキしながら、拝見してましたが…まさかの3パターン落ちになるとは…(*≧∀≦*)これからも更新楽しみにしてます☆ (2017年8月20日 21時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
oss.2(プロフ) - さこさん» コメントありがとうございます。こんな駄作・駄文を読んでいただいているなんて本当に感謝感激です。なるべく更新頻度は崩さないように頑張りますのでよろしくお願いします(;o;) (2017年8月15日 15時) (レス) id: e9a15ad6af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oss_2 | 作成日時:2017年8月12日 2時