心折れる・・。 ページ8
「いってらっしゃいっ」
バタンッ
チャンミンとユノを見送って、部屋の掃除と洗濯
片付けや、ゴミだし
一通りの仕事を終えて、自分の部屋に戻った
今夜はチャンミン達は遅くなる
もう私のする事はない
例えば。。。
もし私が本当の姿で韓国に来ていたなら
買い物や、食べ歩き・・
エステなどを楽しんで、一日中韓国を歩きまわるだろう
でも
記憶喪失中の私は
買い物どころか、お金も持っていない
着る物も、化粧品も、パスポートさえない
一人ラグの上に膝を抱えて、そんな事を考えていた
『私はどうしてここに居るんだろう』
一人ぼっちの部屋の中
急に寂しさが襲って来た
「もぉ・・やだ・・帰りたいよぉ・・」
膝に顔を埋めて、弱音を吐いた
『ホームシックか？』
「えっ・・」
顔をあげると、正面に胡坐をかいて座っている、神様・・。
「おっさんか・・」
『どうした？急に寂しくなったか？』
「うん・・」
『・・辞めるか？』
「えっ・・」
『もう、辞めていくか？』
「・・・」
『どうする？』
正直、心が折れてきている今日この頃・・。
この部屋から一歩も出られないことが、ストレスになってきていた
「外は・・」
『えっ？』
「外は・・今、どんな感じ？」
『暑いけど・・』
「おじちゃん元気かなぁ？おばちゃんも、元気かなぁ・・」
『交代で、お前の看病に行ってる』
「そっかぁ・・」
『見に行くか？』
「・・・ううん」
『いいのか？』
「うん。・・・おっさん？」
『ん？』
「付き添いは、いいからって・・伝えて？」
『・・・そうか』
「うん。おじちゃんも、おばちゃんもお仕事あるし・・体が、心配だもの」
『うん・・』
「はぁ〜・・。私、頑張るよ。もう一度やり直す」
『A・・』
「あのさ、元に戻ったら・・今の記憶って、消えちゃうとか？」
『まぁ、普通はね』
「そっか・・。だったら、チャンミンも？」
『お前が望むならな・・』
「消えたほうがいいよね・・。私、実際に存在しないんだから」
『・・・お前さ、そのお前の顔・・』
「よしっ！」
『あぁ？』
「記憶が消えるんなら、思いっきりやってみるかっ♪」
早く戻って、おじちゃんおばちゃんを安心させなくちゃ！
ラッキーアイテム
革ベルト
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裕(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます♪引き続きお付き合いしていただけると嬉しいです(^-^) (2012年4月20日 8時) (
レス) id: 1e7a580ccb (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - つっきーさん☆気に入ってくれて嬉しいです♪ありがとう(^^♪ (2012年2月14日 1時) (レス) id: 3702ac458e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - mikioさん☆コメントいれて頂いてありがとうございます(^^♪この後もお付き合い下さると嬉しいです♪ (2011年10月22日 14時) (レス) id: 3702ac458e (このIDを非表示/違反報告)
mikio(プロフ) - 何度読み返しても切なくなって泣けてしまいます。裕さん是非彼らをひきあわせて幸せにしてあげてください。よろしくお願いします！ (2011年10月15日 15時) (レス) id: 1164004dde (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - おこめさん☆いつも読んでくれてありがとう(^^♪ご対面、出来なくてごめんなさいね(^_^;)次章は会えるように頑張ります♪ (2011年10月12日 12時) (レス) id: 3702ac458e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2011年9月2日 13時
