【文スト】ポート・マフィアの中島君【男主】

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どうやら樋口さんが盗聴器を仕込まれてたらしい

・・・女性にそんな物付けるだなんて、良い度胸してますねぇ

エリス嬢に付けてたら多分死んでましたよ

完全に興を削がれたので、一歩引く


「探偵社には孰れまた伺います。その時、素直に七十億渡すなら善し。渡さぬのなら――――」
「戦争かい？探偵社と？いいねぇ元気で。やってみ給えよ。―――やれるものなら」


不穏な空気が辺りを包む

まあ正直どうでも良いというのが俺の本音

あの愚兄が剥製に成ろうと、毛皮の絨毯に成ろうと、コートに成ろうと

俺には関係ない

ん、やっぱり死なれるのは困る

ボケっとしていると、太宰さんがクルリと此方を向いた

急な事で、身構える


「さっきの異能力。敦君と同じでしょ？君は捉えられないの？」
「アハ・・・愚兄と何か一緒にしないで欲しいですね。確かに同じ様な異能力ですけれど、俺はちゃんと意のままに扱えますよ。あと、黒い虎何て醜いでしょう？」


笑顔で言えば、言葉に詰まったような太宰さん

畳み掛ける様に口を開いた


「愚兄は人に好かれますからねぇ、貴方もそうでしょう？謙虚で従順で臆病で、普通の人なら同情して思わず手を差し伸べたくなる。そんな自慢で俺の人生の汚点の愚兄です」
「よく喋るねぇ」
「真逆ですから」


さてと手を打って、脚を異能化する

背に芥川さん、手には樋口さんを抱えて


「それじゃあ、また、何処かで。元・マフィアの太宰さん」


グッと足に力を込めて

もう一度翔んだ









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アルケミストと文ストのキャラのギャップがヤバイ (○ﾟдﾟ)

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