＃ Purple ▽ 彼氏様の仰せのまま ページ27
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感情的な衝動っつーもんが、男にはあるわけだけど。
まあ、そういうこった。
...誘われたら乗るしかないっつーか。
「ん...いっち？どうしたの、寝れないの？」
「...寒ぃ、あっためて」
「今日は甘えたな日？」
「いいでしょ、俺の勝手だし...ゴミなんかに抱きつかれたくなけりゃちゃんと言えば」
「嫌なんて言ってないでしょー、自分のことゴミとか言わないの」
こつん、と額と額が触れ合う。
じんわりお互いの熱が染み入ってあったかい。
思わずその熱の元凶のそこに、唇を触れさせる。
額とはまた違う、柔らかな温度。
その熱に、温度に、酔いそうだ。
「ん、...ヘヘ、いっちがちゅーなんて珍しいね」
「...別に、気が向いただけ」
「それでも嬉しいなー。ね、もっかい」
「しない」
「えーっ、ケチー」
「襲われたいのかこの馬鹿...」
「...どーぞ？」
「...やっぱお前馬鹿」
「ばかばかうるさいよー！もーいいもん」
俺の頬に、柔らかな温度が落ちる。
思わず顔が火照ってそいつの顔を見れば、そいつは俺に背を向けて狸寝入りしていた。
...この馬鹿、バレバレだよ。
ふう、とひとつ、耳元で吐息を吹きかける。
面白いくらい分かりやすく肩が跳ねて、体温が上昇したのが分かった。
「...A。」
「そっ...そんなんじゃ、そっち向かない、から...！」
思いきり声を低く、甘く、身体に響くように仕向ける。
...まあ、駆け引きなんて性に合わないし。
今度はもっと即物的な方向で。
「ちょっ...何して...！」
「...合意済みの夜這い？」
「ひゃ、まって、」
即物的な方向。つまりは、いたずらです。
そいつの足の間に、自分の膝を突っ込む。
そのあたりを擦ってやると、Aは甲高い嬌声を上げる。
...ひひ。テンション上がんね。
「まっ、まって、いっちぃ...！」
「待たない」
「や、だってば...！」
「誘ってきたのお前だろ...ったく、しょうがない子だなあ...？」
「...っ、いっち、」
「なァ、言ってみろよ...欲しいんだろォ？」
SM両刀で知られてるだろう俺だけど、今回はSの方に火がついたようだ。
悪い顔になっている自覚はある。直すつもりはないけど。
「いち、...いちまつ、さま...」
「ん？」
「ほ、欲し...です、」
「何が？」
「い、いちまつさまのっ！......が！」
小声で照れたように言うこいつが、どストライクにクる。
「...最初っから寝かすつもりなんてないんだよ」
さあ、楽しもうか。
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＃ Blue ▼ 相反する男女の討論→←Red ▼ 社畜とニート
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のんのーー(プロフ) - この作品……すごく好きです！あの、「可笑しいくらい君が好き」って嵐さんのキャラメル・ソングですか？ (2017年12月19日 20時) (
レス) id: c41abcf11d (このIDを非表示/違反報告)
凜松 - こんにちは〜♪凜松です このお話し大好き (2017年2月15日 11時) (レス) id: 2a608cd23b (このIDを非表示/違反報告)
聖奈 - 文才分けて欲しいです‥‥すごすぎます･:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2017年1月9日 23時) (レス) id: 6118d92b47 (このIDを非表示/違反報告)
シヴァ - どの作品もすごくよかったです！ 精神回復しましたww (2016年10月19日 23時) (レス) id: fd37f4a3ac (このIDを非表示/違反報告)
オムちゃん(プロフ) - 夜月さん» やいやもうすごく良かったです!! 許すも何も最高でしたよ(*Ü*) ありがとうございました!! (2016年10月10日 5時) (レス) id: 87fbbdacd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月 | 作者ホームページ：http://plas-yuno08.jimdo.com
作成日時：2015年11月8日 3時
