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【番外編】怒り(NO side) ページ5

一仕事終えたリクルーター全員は、リビングで紅茶を飲んでくつろいでいる真っ最中。


今日の紅茶はアップルポイズンが淹れたそう。


すると、せっかくの素敵な午後を台無しと言っていいものにするジャックハートの声が響いた。




ジャ「げほっ、おい糞林檎!!
お前、僕の紅茶にだけ砂糖山盛りに入れただろ!!」




ア「さぁ?知らないな、首を切られすぎて頭だけじゃなく味覚までおかしくなったか?」




ジャ「何だと!?この老いぼれ!!
そんな性格だからいつまで経っても林檎なんだよ!!」



興奮してよく分からないことを言っているジャックと、まだ(・・)冷静なアップルポイズン。



ア「マスターに首を切られてばかりのお前に言われたくないな。」



ジャ「マスターにも頼りにされてない毒林檎のクセしてさ!!」



このお互いの一言で、2人の怒りに火がついた。
と同時に、他のリクルーターも焦り出す。




「「…あぁ?」」




ジャ「今、何て言った。

答え次第では…お前の首、吹っ飛ぶぞ」



と、ふわりと空中から大きな鎌を出すジャックハート。




ア「それはこっちのセリフだ軟弱トランプ。

覚悟はできているんだろうな?」



それに続き、いつの間にか無数の毒を手に持つアップルポイズン。



スキャ「お2人とも、落ち着いてください!!

危ないですよ!やめましょう!?」



スキャターが慌てて止めに入るも…




「「うるさい!!邪魔するな!!」」



と、突き飛ばされてしまった。


スキャターが倒れそうになった瞬間、1本の青い蛸足がスキャターに巻き付き、間一髪の所で助けた。


スキャターを助けたのは、部屋の隅でニコニコと笑みを零すA。


Aは、その表情とは裏腹にテーブルを物凄い力で叩いた。


2人は、チラリとAの方を見るもまた喧嘩を始めた。




A「…おい」




「大体お前はいつも〜〜〜」「そっちこそグチグチ〜〜〜」


銀色のフルーツナイフが、Aの声も聞かずずっと争っている2人の頬を掠めた。




A「少しは話を聞こう、な?」



そう言って首を傾げるAは、口こそ笑っているものの、目は一切笑っていなかった。

その目の冷たさは、そこに居た全員が2人の命を心配する程の物だった。

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(プロフ) - 坂田銀糖さん» 無言…無言ね…(´;ω;`)← (2017年6月11日 17時) (レス) id: a503537b5d (このIDを非表示/違反報告)
坂田銀糖(プロフ) - 紫さん» エイトフットさんの無言が、、、(T-T) (2017年6月11日 17時) (レス) id: 357326128b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 坂田銀糖さん» おぉ! 言ったねぇ!!ふーー!!← (2017年6月11日 13時) (レス) id: a503537b5d (このIDを非表示/違反報告)
坂田銀糖(プロフ) - 紫さん» いや、あの、ついにマルフィ言ったなぁって…(ノω`) (2017年6月11日 8時) (レス) id: 357326128b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 坂田銀糖さん» ああああ!?どど、どうした!? (2017年6月11日 3時) (レス) id: a503537b5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年5月16日 1時

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