君の隣にいたいです【センラ】

56 天月side ページ11

Aから色々と聞いた






今自分が記憶喪失という設定にしている事



自分が殺人者として扱われている事




泉くんとギクシャクしてる事






「そっか。明日から学校に赴任することに
なってるんだけど、俺はいつも通り話しかけるけど
Aは記憶ないから冷たい態度取っちゃうと


んーーー、お兄ちゃんにはキツイなぁ！！」






『お願い！こうでもしないと、またいつやられるか。』





「…その子はAのクラスにおる子なの？」





『うん。しかもね、忘れてて気づかなかったんだけど
小学生の時に虐めてきた子だった。』





「え、神様も最低だなぁ。
そんな子と同じ学校でしかも同じクラスって。」






『だよね。不公平だよ。』





「おっし！分かったよ！
お兄ちゃん頑張る！！でもその代わり条件ね？







何かあればすぐお兄ちゃんに言う事！！
分かった？？？」







『！！…うん！ありがとう…！』






急に大声を出したから
肩がビクってなる我が妹







これで彼氏がいないことにびっくりする。






泉くんは好きなんだろうなぁ





昔言ってたよなぁ







セ「ぼ、僕がAを、し、幸せにするんだ！！」







だったっけ？





「…」ｸｽｯ







つい笑みが零れる






『お兄ちゃん…？？』





「え？あ、なんでもないよ^^」






『そっか、ご飯までに宿題終わらせたいから部屋に
戻るね！』








「うん！わかった！」








やっぱりあの頃みたいに
笑ってくれはしないんだね。








ほんとは期待してた
Aが笑ってくれること








でも、話を聞く限りじゃ









ダメそうだなって感じた









でも、きっとまた見れる







Aの本当の笑顔が









なんとなくそんな気がする









____________

天宮 翔太 ｱﾏﾐﾔ ｼｮｳﾀ
25歳
Aの兄
訳あって今まで離れ離れで暮らしていたが
Aの高校に赴任することが決まり
一緒に住むことに
ムードメーカーで笑顔がイケメン
天宮は旧性
歌い手名:天月









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