君の隣にいたいです【センラ】

48 志麻side ページ3

やってしまった。







ついつい感情のままに言ってしまった







教室から出て俺は近くの公園に来た







「クソ！！何やっとんねん！！」




自分の行動に腹が立ち砂を蹴る






「…センラさんもセンラさんやろ。
なんで助けてあげんねん…
って…俺も俺か…助けたいあまり手を出しかけたんやし
止めてくれた坂田には後で感謝せんなあかんな。

でも、あの女は許せへんな。
なにが殺人者やねん。絶対あのクソ女が自分で刺した
だけやろ。なんで皆分からへんねん。




でも、Aの記憶が無いんじゃ意味無いんか…。」







これからどーしよ。
今から学校戻るのも何やしなぁ。







？「誰か…おるん？」






ビクッ！！




突然どこかから声がした
その衝撃で近くにあったブランコに足をぶつける






「いってぇなぁ…


誰かおんのか？」




？「あ、志麻くんやん」




「え、ってluzくん！？」





ル「やっほーluzやけど？」





「こんな所でなにしとん？」




ル「猫が木に登って降りれなさそうで助けてたら
落ちて草むらに寝そべってたんよ〜」





「あ、危なすぎひん！？」





ル「まぁまぁ〜、そんなことは置いといて
志麻くんは何かあったん〜？」



言ってええんかなぁ。
また、誰かに迷惑かけたら
でも言えば何かが変わるかもしれへんし






「実はさ………。」







俺は先ほどあったことをluzくんに全部吐き出した



話してる最中に涙が溢れそうになるのをなんとか堪える






ル「そっかー、大変やねー。
でも、言い方悪かったかもしれんけどさ
センラくんも何か心に来とるんやないんかなぁ。
いつまでも溜め込んでたらアカンし
たまには思い切って言って、その後に謝れば
ええんやないん？？？


それが本当の友達やと僕は思うでー？」






luzくんの言うことは
ほんとにそうだなぁって思った





「ありがとうな。相談してよかったわ
少し気持ちが楽になったかもしれん！！」





ル「よかったー！
あ！ねね！今から学校行こ！？


みんなの事心配なんやろ？」






「せやけど、、、」






今言っても気まづいだけじゃ。






ル「問題は早く解決せんと、苦しくなるだけやで？

早く謝りに行こうや！」







「…うん、せやな。」







センラくん。
俺ちゃんと謝る
ちゃんとセンラくんと向き合うから。




Aの事とも向き合う。






皆と向き合うから。









*

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