35 センラside ページ36
なんで忘れてたんやろ。
Aのこと。
ごめんな。たくさん傷つけて
彼女はあの時Aをいじめていたやつや。
それにすら気づけなかった
はぁ、幼馴染み失格やん。
てか、A出ていったあと
どうなったんやろ。
うらたんがおるから大丈夫なんかな。
ねぇ、Aまた元に戻れる??
また笑いあえますか???
また一緒にご飯食べれますか??
だんだんと視界が明るくなる
パチッ
目を開けるとそこは病院の天井が映る
それと同時に憎い彼女
さ「泉くん!!!起きたの!?よかったぁ。
すごく心配したんだy…」
「うるさい。」
さ「泉くん???」
「うるさい言うとるやろ!?
聞こえへんの!?」
さ「なんで、そんなこと言うの??
私は彼女としてただ泉くんを心配して…」
「は?彼女?お前がか??
ふざけんなや!!!!
あの時の事忘れたんか!?」
俺は近くのテーブルを片手で殴った
俺の行動にビクビクする彼女
「いい加減にせえよ?調子のんなや
Aを返せや。お前のせいで
俺とAは。」
さ「なぁんだぁ!記憶戻っちゃったのかぁ
面白くないのぉ〜!!」
「はぁ?!何が面白いねん!」
さ「でも、私の彼氏には変わりないよぉ?
私と別れればAを本当に殺しちゃうかも
言ってる意味分かってるでしょぉ?」
「!!一体何が目的やねん。
Aを虐めて何がしたいん??」
さ「泉くんを手に入れることかなぁ?
だからAが邪魔だった。
私の欲しい物を簡単に
手に入れちゃうんだもん」
さ「あのねぇ?私、貴方達の秘密してるよ?
歌い手さんでしょ??泉くんはセンラさん!
そうでしょ??」
まさかバレてるとは思ってなくて
あの日Aの様子がおかしかったのは
この事を聞いたからか
「せやから、なんや。」
さ「学校にバラしてもいいんだよぉ?
学校にいる歌い手全員の名前をさぁ」
「ッ!!」
それは絶対に避けなければいけん。
皆に迷惑がかかってまう
さ「だから、私と別れれば
あいつの命も危ない。
自分たちの命も危ないんだよ???」
そして急に表情を変え
さ「さやかの彼氏でいてねぇ♡」
そう言って俺の腕に自分の腕を絡めてくる
最悪な事態だ。
*
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作者名:はるや x他1人 | 作成日時:2017年7月31日 19時