21 ページ22
何故か渉くんとスマブラをすることになった。
「ごめんなｗ今のは嘘だよw全部嘘だwだから、忘れて？」
なんて。。。
なんでそんな悲しそうな顔だったの
でも私には聞く勇気すらなくて
結局何も聞けず渉くんが帰ることになった
う「…なんかあったらすぐ言えよ？」
『…うん。』
玄関で靴を履きながら
私に背を向けたまま
渉くんは呟いた
今渉くんがどんな顔してるかも知らない
ううん。知りたくもない
だって
変な期待をしたくないから
私は恋なんて分からない
恋なんて出来ないから
ごめんね本当にごめんね。
言葉に出されない
私は心で渉くんの背中に向かって
呟いた
う「じゃー、また明日な！」
『うん、また明日』
バタン
ドアの閉まる音が家に響き渡った
突如寂しさに襲われる
『あ、今日お母さん帰ってこないんだ。』
はぁ。辛いなぁ。
こういう時いっつも泉の家に行って
一緒にご飯を食べたりもした
いまの時刻は…
もう20:00だった
やっぱり今日の事あったし来てくれないよね
分かってたことだけど
すごく苦しかったし寂しかった
『…また普通に話せるのかなぁ…』
そんな不安を抱えたまま
私はお風呂に入りご飯を食べずに
ひんやりとした布団の中に
身を預けた
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるや x他1人 | 作成日時：2017年7月31日 19時
