今この気持ちを知りました【センラ】 (ページ13)

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『…まだ来ないよね誰も…』

廊下を見渡し教室に入りゴミ箱の前に立つ

『はぁ…なんでこんなことされなきゃいけないの…』

私は思いっきりゴミ箱に複数の紙を入れた

はずだったのに……

？「何なんこれ…」

この声…

『い、い…ずみ…』

涙が出そうになったのを必死に堪えた

セ「何なんこれ、誰にやられたん、ねぇ教えてや…!!」

『……わ……の……』

セ「は？？」

『…だから…!!…分かんないの…!!!!』

目から大量の大粒の涙が溢れかえると同時に泉に大声で叫んでしまった

セ「…ごめん。俺も取り乱しすぎた」

ポンポン。

泉に頭を優しく撫でられたせいでまた涙が溢れ

嗚咽が止まらない

それと同時に昔の事がフラッシュバックした

セ「ごめんな。気づかんくて。」

そんな泉の謝る声なんて聞こえるはずもなくて

ただただ震えが止まらなくて

『……ねぇ、消えないで離さないでお願いお願いお願いだから…一人にしないで…嫌だ嫌だ…1人はもう嫌だ……』

セ「!!A！？大丈夫やから、俺がおるから、1人にせんひんから…だから安心してや…」

ふわっ

何かに包まれた。それが泉ということに気づくのに時間はかからなかった

泉の匂いだ…泉の温もりだ……

ｷﾞｭｯ

ここが教室だということを

渉くんが来るまで忘れていた

？「ﾁｯ…。私の泉くんを……。」

*

夢主ちゃんはある過去を持ってますっていう前振りですね！

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