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いつのまにか眠っていたらしい。
目が覚めると朝になっていて、手にはスマホを持ったまま叶先輩とのトーク画面が開かれていた。
叶先輩開きっぱなしで寝た?笑
叶先輩おやすみ
わたしが先に寝てしまったせいで先輩を最後に夜中の会話が途切れている。
あれから結構盛り上がっていたのに急に睡魔に襲われて寝てしまったなんてつくづく私は出来損ないだ...。
すぐに画面をタップして文字を打ち込んだ。
Aおはようございます!携帯持ったまま寝てました…
泣いたスタンプを添えて文字を打ち込むと数分して返事が届く。
叶先輩全然いいよ〜よく眠れた?
Aおかげさまで…
叶先輩よかった僕もあの後すぐ寝たよ〜
叶先輩とラインをしながら勉強する為の教材をバッグに詰め込んで少しだけメイクをして。
やっぱりスカートじゃなくてデニムをはいて仕上げにお気に入りのヘアミストをつけたところでまたラインの通知音が響く。
叶先輩もうすぐ出る?
Aそろそろ出ます
叶先輩じゃあ僕も出るね
その一文で一気にドキドキしてきた。
早く会いたいような会いたくないようななんとも言えない感情に戸惑いつつ、バスに乗って何度も深呼吸をする。
落ち着け...落ち着くんだ私。
目的地に停車したと同時ぐらいにラインが届き、タイミングが良すぎて心臓がはねた。
叶先輩着いたから待ってるね
続く (更新停止中)
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作者名：四面楚歌 | 作成日時：2023年1月15日 13時
