あの風柱にも弱点があるようで。【不死川実弥】

陸 ページ6

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『 え、わたしも行くんですか？ 』



「 そーだよ 」





手を後ろで縛られ寝たままの少年、竈門炭治郎くん.


後藤さんはその少年をおぶり、お館様の屋敷へと向かう.


わたしはその後に付いているわけだが…





『 この子、本当に鬼連れてるんですか？ 』


「 だから裁判かけられるんだろうが.
その鬼は木箱に入ってて、別の隠が預かってる 」


『 なるほど… 』










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「 オイコラ やいてめぇ！ 」



後藤さん…

もう少し優しく起こしましょうよ…





『 竈門くん、起きてください 』





そっと肩を揺らせば、勢いよく顔を上げた.





恐らく状況を全く理解出来ていないのだろうか、
柱の方が諸々言っているにも関わらず何かを探している様子.





そういえば……、

ちらりと確認したけど、実弥くんの姿が見当たらないのですが……？












「 オイオイ、何だか面白いことになってるなァ 」





え？





「 困ります不死川様、どうか箱を手放してくださいませ… 」





木箱片手に現れた実弥くん.





「 鬼を連れた馬鹿隊員はそいつかいィ 」










いや、馬鹿はあなたでしょうが！！


なにやってんの！？


問題起こさないでねって言ったのに！





というか他の隠の人を困らせないで…


もうほら怯えてるじゃん.








さすがにそんなことは言えないため、ガン見して心の中で訴えた.





今は隠の人間だから、今はダメ.


深呼吸し、気持ちをおさめる.










フゥー


よし……

あとで、絶対にビンタはしよう.









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11.21

殿堂入りありがとうございます!!(；＿；)♡





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