廿壱 ページ21
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隠本部に戻る途中、
ふと何かをもめるかのような話声が聞こえた.
まさか喧嘩?
なんて思いながら近付けば、その声の主が分かった.
『 …! 』
「 冨岡テメェ、どういうつもりだァ? 」
ボキボキと手の関節を鳴らしながら、冨岡様に近寄る実弥くん.
ほ、本当に喧嘩になってる……
って、そうじゃない!
『 何やってるんですか! 』
急いで駆け寄り、2人の間に割り入る.
勢いでやってしまったけれど、他の隊士や隠から見たら恐ろしい光景何だろう.
柱2人の間に割り入っているのだから.
後藤さんなんて、わたしが隠に入隊したばかりの頃、「柱怖ぇんだからな!気をつけろよな!」って5回くらい言ってたし.
「 ! なんでテメェがいんだ 」
『 た、たまたま通りかかりまりました.
とりあえず、喧嘩はダメですからね! 』
実弥くんと冨岡様を交互に見る.
『 さね……、風柱様も その手をしまってください、ね? 』
じっと実弥くんの目を見る.
ほんとに、なにやってんの!
すぐに喧嘩腰になるんだから……
「 ……チッ 」
舌打ちをし、腑に落ちないような顔をするも、腕を下ろしてくれた.
しかし、下ろした腕はわたしの肩に回った.
ぐっと引き寄せられたのだが、突然のことに一瞬何が起きたのかわからなかった.
『 っえ!? 』
「 テメェもコイツを引き止めんなら連絡入れろォ 」
「 …… 」
「 なんだその顔はよォ 」
冨岡様は驚いたような顔をしていた.
何に驚いるのかは分からないけれど…
『 あの……、何があったのですか? 』
ゆっくりと尋ねれば、深いため息をついた.
「 コイツがお前を引き止めたって聞いたんだよ. あん時嘘ついたなァ? 」
『 冨岡様は親切心で…! 嘘ついたのは謝るけど… 』
「 なァに嘘ついてんだァ…」
回した腕を解くと、額を小突いてきた.
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大正コソコソ噂話*
義勇は 実弥とAのやりとりを見ていて、
どうしたらいいのか分からなくなり、オロオロしていたらしいですよ.
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るる - 勉強やりながら占ツク更新だと、、、、、、、、大変すぎませんか?!!!!凄いですね!!! (7月25日 23時) (レス) @page46 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
魚城 - 続編!?やったぁ〜! 続編も頑張ってください!*^^* (2020年4月8日 18時) (レス) id: b29402340d (このIDを非表示/違反報告)
うぐいすのしっぽ - きな粉のところで盛大に吹きましたw続編も頑張ってください! (2020年4月7日 9時) (レス) id: 868a001250 (このIDを非表示/違反報告)
うりょ - ムフフ (2020年3月5日 9時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 初めまして!すごく面白かったです! (2020年2月26日 19時) (レス) id: fc640f7e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃろん | 作成日時:2019年11月20日 8時