あの風柱にも弱点があるようで。【不死川実弥】

拾壱 ページ11

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ようやく解散し、屋敷に戻っていた.










「 お前はあんま余計なこと言うんじゃねェ… 」



『 え、なんのこと……？ 』





首を傾げるA.



その仕草にため息が出た.










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解散する少し前のこと


会議をしていた部屋を出て廊下を歩いていた時だ、










「 不死川のことは怖くないのか？ 」








冨岡が、そんなことをAに耳打ちしていた.



こっそり聞いているんだと思うが、聞こえてるからなァ？








『 えｯ…
…昔と比べると…見た目は少し怖いなって思いますけど…
でもすごく優しいことは確かなので！
あと、笑うととても優しい顔になんですよ 』



「 そう、か 」










あいつ、なんてこと言ってんだァ…





「 ……ﾊｧ 」





俺はただ口元を手で覆い、下を向くことしかできなかった.





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「 冨岡に言ってたことだ 」



『 えっ、聞こえてたの？ 』



「 フツーに聞こえてたからな 」












『 でも、本当のことだから 』



「 ………ｯ 」





Aの発言に歩く足が止まる.



それに合わせて、Aも隣に並んだ.










鈍感つーか、無意識っつーか…



困んだよなァ










「 ﾁｯ 」




『 ちょ、いきなり何ｯ!? 』



「 なんでもねェ 」







Aのデコを小突いて、再び歩き始めた.





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11.27



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初めての桁数に驚きが…ありがとうございます！！(；＿；)



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