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夕刻

わたしは、風柱様の屋敷へ向かった.





風柱様には、お館様から伝えてくださると仰っていたけれど……










『 ごめんくださいませー 』





門の前で声をかけるがなんの返答もない.







任務に行っているのだろうか、


あ、いや、今日は非番だと聞いた.










もう一度、声をかけるが無反応だったため中に入ることにした.










『 ………入りますよぉ 』





恐る恐る門を開ける.













庭の中をゆっくりと歩く.





『 ……! いた…… 』










風柱様は、縁側で横になりお休みになられていた.










風柱様にしては、かなり無防備だと思った.



普段は警戒心がとても強い方だから.



よほど疲れているのだろうか……








………実弥くん、やっぱり無茶してるんだろうな.















『 ……猫… 』





近づいて気がついたけれど、片腕に白い子猫を収めながら横になっていたのだ.





不覚にも、可愛いと思ってしまった.





そういえば、実弥くんって子供の頃も野良猫にご飯あげてたりしてたなぁ…



ちゃっかり名前もつけてたし.







そんな昔のことを、のほほんと思い出していた.










その子猫はわたしの気配に気がついたのか、モゾりと動き こちらを見てはニャーと鳴いた.








「 ……ッん、どうしたァ 」





子猫が動いたからなのか、風柱様が起きた.










子猫の頭を優しく撫でながら、からだをおこす風柱様.















そして、





目が合った.










すぐ様、彼の形相が険しくなった.










「 何勝手に人の屋敷に入ってんだァ!! 」





荒々しい口調で言う風柱様.





『 ヒッ………!

お、おお、お館様からの御命令です……!!! 』





「 お館様の御命令だァ? 」










直後、

ハッと何かを思い出したかのような顔をする風柱様.










「 お館様が言ってたのはお前のことだったのかァ…… 」









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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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るる - 勉強やりながら占ツク更新だと、、、、、、、、大変すぎませんか?!!!!凄いですね!!! (7月25日 23時) (レス) @page46 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
魚城 - 続編!?やったぁ〜! 続編も頑張ってください!*^^* (2020年4月8日 18時) (レス) id: b29402340d (このIDを非表示/違反報告)
うぐいすのしっぽ - きな粉のところで盛大に吹きましたw続編も頑張ってください! (2020年4月7日 9時) (レス) id: 868a001250 (このIDを非表示/違反報告)
うりょ - ムフフ (2020年3月5日 9時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 初めまして!すごく面白かったです! (2020年2月26日 19時) (レス) id: fc640f7e8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっちゃろん | 作成日時:2019年11月20日 8時

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