幼馴染と住宅街 (ページ25)

今日:10 hit、昨日:8 hit、合計:1,225 hit

20話☆ ページ25

エンマ「話は聞いてるぜ、ナナ。」

そう言ってニカッと笑うエンマ大王。

顔は良くても僕は何だか好きになれないのがエンマ大王だ。

多分、性格が真逆で…人気者っていうのもあるんだと思う。

…は、何だよ僕カイラ様かよ←

エンマ「異世界からトリップしてきたんだってな。」

『…まあ、はい。』

エンマ「だからオレのこともよく知ってたんだろ？」

『そうなりますね。』

「エンマ、今日の仕事はノルカとソルカのことだからこっちにいた方が仕事の効率が良いんだって。」

とか何とか言って、人間界で遊びたいだけなんじゃないかな…？

エンマ「そういうことだから、オロチからの連絡来るまではここにいさせてもらうぜ。」

『お帰りください。』

アンタの力があれば普通に見つけられるような気がするんだけどなあ…!!

『…疲れるから僕外でご飯食べてきても良いですか。』

「えっ、ちょっ、ナナ!?」

そう言いながらも、何だかんだで付いてきてくれるサナ姉は優しいよね。

「ナナってエンマのこと嫌いでしょ！」

『何で？』

「嫌いそうなタイプだし、めちゃくちゃ態度悪かったから。」

『うん、両方正解。』

さすがとしか言えないや。