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水の部族の駐屯地へつくと、兵の人達がバタバタと忙しそうにしていた。

ス「兵の皆さん忙しそうですね」

リ「沖の船体には気づいているようね」

ヨ「A…兵の皆さんに力を貸してもらうなんてやっぱり…」

貴「大丈夫よ、姉上、リリお姉ちゃんを信じて?」

ヨ「え、リリ?」

そう話していると、リリが入口へと向かう。

「止まれ、なんだお前達は」

しかしそこで兵に止められる。

リ「ここの隊長に会わせてほしいの」

「はぁ?ラマル隊長に何の用だ」

リ「急いでいるの、いいからここの隊長に…」

ス「時間が無い、強行で行きましょう。」

するとスウォンが前に出る。

ス「この御方は水の部族長アン・ジュンギ様が御息女、リリ様にあらせられます。」

「えっ…」

リ「私に了解もせずあんた…」

貴「ふふっ…やっぱり」

「し、しかしそれは…」

ス「沖の船体はご覧になられたでしょう?火急の用につき速やかに隊長に取り次ぎを」









「えっ、兵を動かせと…。戒帝国の船体に…ですか?」

ス「はい」

「しかし…前例のない事ですから…リリ様のご命令といえどすぐには…」

貴「……」

Aがスウォンを見ると、何かを考えているように見えた。

貴「ウォン、貴方リリお姉ちゃんの用心棒でしょう、信じなさい」

ス「!!」

するとリリが荷物から何かを取り出す。

リ「これが何だかわかる?」

【おおおおっ】

「こ、これは正しく」

リ「そう、これぞ水の部族長の象徴、水の金印。あんた達が動けない理由は、我が父アン・ジュンギへの忠誠によるものと受け取った。私はそれを評価する。だがこれは水の部族の存亡の機である。これより私の言葉は水の部族長の言葉と思え。」

リリがそう言うと、兵たちが一斉にリリに頭を下げた。

「リリ様、御意に。我らお役目喜んで頂戴致します。しかし恐れながらここの兵力では現実あの船体を相手にするのは厳しいかと存じます。せめて援軍を…」

リ「それは…」

貴「あら、それなら大丈夫よ。だってサーヴァンプとその主人がいるんだもの。ね?真昼、クロ」

真「あぁ!俺達も力を貸すぞ!」

ク「めんどくせーなぁ…」

リ「だからそのサーヴァンプって何者なのよ…」(汗)

ス「策はあります。それに、いるんでしょう?向こうには、雷獣が。ならば何が来ても負けませんよ」

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魅希(プロフ) - 面白いと言って下さりありがとうございます!更新再開しました!これからはなるべく更新を早めにして、多めに出していくので、見てくださると嬉しいです! (2017年12月29日 20時) (レス) id: a21a3e3554 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます! (2017年7月4日 0時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
オトギリ様信者 - 書くのが遅くなってすみません!。この作品、とっても面白いです!!!。更新頑張ってください!!。応援してます!。 (2017年5月30日 22時) (レス) id: 5f9413238d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魅希 | 作成日時:2017年5月4日 12時

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