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リ「会議中失礼。急いでいるから単刀直入に言うわ。今仙水の沖に南戒と思われる大船団が迫っているの。」
「はぁ?」
リ「私達はそれを食い止める為に船を集めている。貴方達の所有する船でいいわ。あるだけ貸しなさい」
「突然何だこの連中は、馬鹿なのか?」
貴「ああもううるさいわね!!」
ヨ「A!?」
貴「確かに私達は子供よ!餓鬼だわ!でもね、この町を守りたいという気持ちはあるの!あんた達よりはあると言えるわ!それ程思っている町に危機が迫っているのに嘘なんかつくわけないでしょ!馬鹿は貴方たちだわ!」
Aがそう叫んだ瞬間、扉が勢いよく開かれる。
「大変だ!今遠くの沖に南戒の船体が!」
「そんな…本当だったのか…」
リ「言ったでしょう、今船が必要なのよ。貸して頂戴」
「どうして訳の分からん娘に貸さなきゃならんのだ。」
リ「貸してくれたら私達があの船体を追い返すわ」
「はぁ、もう笑う気力もない。出ていけ馬鹿馬鹿しい」
貴「あら、じゃあ実力を見せて上げましょうか?」
リ「え?」
ヨ「A…?」
貴「ここの商人の中で1番強い奴を出しなさい。」
「…そこまで言うならいいだろう。おい、行け」
すると奥の方から体のでかい大男が現れた。
貴「んー…10点。もう少し強い方がいいけど、これしかいないならいいわ」
真「え、何する気…。」
貴「決まってんじゃない、戦うのよ。」
真「は!?」
ク「おいおいやめとけ…お前今腕怪我してるだろーが…」
貴「大丈夫、痛み引いてきた。何処からでもかかってらっしゃい」
すると大男が殴りかかってくる。
それをAは軽々と避け、後にまわり、高く飛ぶ。
貴「はあっ!!」
そして蹴りを入れ、大男は飛んでいく。
真「……え、今、何が起こった?」
ロ「俺にもわかんないっす…」
ヨ「Aの格闘久しぶりに見たわ。」
ス「相変わらずの容赦ない蹴り…」
【格闘!?】
リ「って、ウォン見たことあるの?」
ス「えっ、あ、はいっ、格闘大会で…」汗
貴「最近剣ばっかだったから腕鈍っちゃった。」
Aは華麗に音を立てず着地する。
「こ、これはすごい…」
「しかし…恐らく相手は麻薬人形…大丈夫なのか…?」
貴「安心しなさい、私より強いひとはもっといるわ。だから、船を出しなさい」
真「あっさりOKされたな…」
貴「まあもう少し戦力がいるから、あとは兵を集めてこよう。」
ヨ「そうね」
桜「なんか…この世界って凄いな…。」
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魅希(プロフ) - 面白いと言って下さりありがとうございます!更新再開しました!これからはなるべく更新を早めにして、多めに出していくので、見てくださると嬉しいです! (2017年12月29日 20時) (レス) id: a21a3e3554 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます! (2017年7月4日 0時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
オトギリ様信者 - 書くのが遅くなってすみません!。この作品、とっても面白いです!!!。更新頑張ってください!!。応援してます!。 (2017年5月30日 22時) (レス) id: 5f9413238d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魅希 | 作成日時:2017年5月4日 12時