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暫くふたりのあいだに沈黙が続く
その沈黙を破ったのは私だった
貴「……父上………」
ヨ「……」
貴「ごめんね…ヨナ…一番辛いときに側にいてあげられなくて…私も…現実を直視出来なかったの…」
ヨ「…姉上……」
貴「姉上と…呼んでくれるの…?こんな…ダメな姉を…」
ヨ「ダメなんかじゃないわ、姉上が城から出ていったのは…何か理由があるのでしょう?」
貴「っ…」
ヨ「それに、姉上はとても優しい目をしている…」
貴「…ヨナ…ありがとう……父上、ヨナはとても逞しく育っています、どうか、いつまでもお守りください」
ヨ「……」微笑み
貴「…暁の空に願いを届け…♪いつも…いつも…貴方の側に…♪」
ヨ「…綺麗な歌…姉上が作ったの…?」
貴「ええ…」
ヨ「…また、聴かせて?」
貴「!、ふふ…今度は二人で歌いましょう?」微笑み
ヨ「ええ!」にこっ
貴「さ、皆のところへ戻りましょうか」
ヨ「姉上、姉上はこれからどうするの?」
貴「あ…そういえば決めてなかった…」
ヨ「なら…一緒に来てくれないかしら?…もう…家族を失いたくないの…」
貴「!…ええ…ずっとヨナの側にいるわ…」ぎゅ
ヨ「っ……うっ…ヒック……」
貴「……父上…っ………ヒック…グスッ……」
あのあと二人で泣きじゃくれ、皆のもとへ戻った
と、そこには私の前に土下座をした白龍がいた
貴「えっと…白龍さん…?」
キ「先程のA様へのご無礼、お許しください」
貴「え?…あ…そ、そんな事気にしないで?仕方ないもの、それに、それほど警戒していると言うことはヨナを全力で守ろうとしてくれたことと同じでしょう?ありがとう、今までヨナを守ってくれて」
キ「そのような有り難きお言葉、私には勿体のうございます」
貴「ふふ、ヨナ、よかったわね、こんなにいい仲間を持って」
ヨ「ええ、皆、姉上もこれから一緒に旅に来てくれるそうよ」
貴「私なんかでよければ、力になるわ、剣も得意だし」
ジェ「貴方のようなお美しい方がご一緒してくださるとは…」
ゼ「姉ちゃんよろしくな!」
シ「……」コクり
キ「こらゼノ!そなた姫様の姉上様になんという態度を…」
貴「ふふっ、いいのよ、これからよろしくね、皆」
ハ「……A様」
貴「ハク、ヨナを守ってくれてありがとう」
ハ「いえ…貴方様と陛下の言い付けを守っているだけです…」
貴「ふふ、律儀ね」
ヨ「…」(ハク…何だか様子が変ね…何かあったのかしら?」
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魅希(プロフ) - ありがとうございます!そう言っていただきすごく嬉しいです!最近更新出来てなかったので、出来るだけ出来るように頑張ります!サーヴァンプ私も好きでして、コラボ作品書いてみました!そちらも更新頑張りますので応援どうぞ宜しくお願いします!! (2017年5月27日 23時) (レス) id: c9af8291dc (このIDを非表示/違反報告)
オトギリ様信者 - イヤー、私、このお話大好きです!。更新頑張ってください!!。あと、この言葉は無視しても構いません。どうか、、、サーヴァンプ×暁のヨナを書いてほしいんです!!!!。よろしくお願いします!!!。 (2017年5月25日 7時) (レス) id: 5f9413238d (このIDを非表示/違反報告)
魅希(プロフ) - 読んでくださり有難うございます!これからも更新頑張りますので、応援宜しくお願いします!! (2017年5月7日 11時) (レス) id: c9af8291dc (このIDを非表示/違反報告)
ねむねことふとん系女子(プロフ) - いつも楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2017年5月7日 11時) (レス) id: f5c4cd20a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魅希 | 作成日時:2017年5月4日 11時