無自覚ヒロインと親友な私…優しすぎません！？？及「自分で言う！？」← (ページ3)

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2話ページ3

そういや、なんでヒロインの親友を演じようってなったか言ってなかったね

んー、数ヶ月前かな

ヒロイン以外の女子が教室に集まっててヒロインのこと愚痴ってたんだわ

そしたら1人の女子が

「じゃあさ！誰かがヒロインの親友を演じて喜ばせといて、丁度いい頃合でどん底に突き落とすって言うのは！？」

これにはみんな賛成した

正直いって私はどうでもよかった

だって別に男に興味ないし

好き勝手にやらせとけばいいじゃん？

でもくじ引きで決めたらなっちゃったんだよねぇ～

「とりあえずそれなりには信頼を持たせなきゃね…」

「女子数人で校舎裏でヒロインいじめて、それをAが助けるって言うのは？」

「最高じゃんwww」

そんな感じでどんどん話が進められていった

そして実行の日

「まじでてめぇうぜぇんだよ！」

「男に媚び売ってんじゃねぇよブス！！」

あー、そろそろいいかな？

1発はヒロインが頬を叩かれている

正直見てられない

ほんとはもっと長引かせるって手筈だった

でも体が動いちゃったんだよ

仕方ないよね

『何、やってるの…！？』

「！、A！？」

『ねえ、何やってたの！？由夢ちゃんの頬が赤いよ、殴ったの！？』

「っ！なんでそんなやつの味方すんの！？」

『確かにムカつくかもしれないけど、それを暴力で解決させちゃダメ！！そんなことしても、男の子は振り向いてくれないよ…？』

元演劇部の本気ｯｯ!!!!!!←嘘

「…そ、だよね、ごめん」

そう言って女子は去っていく

『大丈夫！？立てる？ごめんね、もう少し早く来ていれば頬も叩かれずに済んだのに…』

由「あ、りがと…。うぅ、ひっぐ、私…っ、何かしたのかなぁ…！」

『…大丈夫だよ、私が守ってあげる』

由「っ！？ほんと…？」

『うん、私七倉A、由夢ちゃん、友達になろ？』

これがわたしとヒロインが親友になったきっかけ

頬を叩かれずに済んだのにって言うのは正直言ってとっさにでた本音

別に台本にあったわけじゃない

まあこんなことしたらすぐにヒロインは私を信じたね

親友だよって

なんでだろうね

.

.

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嬉しかったんだ