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救って 4 ページ5

私が目にした光景は、倉庫の中が荒らされていたものだった

及「なにこれ、って…Aちゃんがやったんでしょ!?奈緒ちゃんが見てたって」

仲良くなるの早いですね〜〜〜奈緒ちゃんだって(笑)

『私やってません!』

及「証拠は?」

『逆に私がやったという証拠は?』

及「奈緒ちゃんが見てた」

『それが嘘だったら?』

及「奈緒ちゃんがそんな嘘つくの?」

『1年もバレー部のマネージャーをやってきた私がこんなことすると思いますか?』

及「それは…」

岩「昨日のこととかもあったろ」

『……そう…1年の信頼は薄いのね…。監督、私今日はもう帰ります。』

監「あぁ…無理だけはするなよ。ゆっくり休むといい」

『…ありがとうございます』

監督だけは、本当のことを知っている

国「Aせんぱ…『気にしないでいいよ、国見くん』っ…!」

私はそう言うと、静かに体育館を出ていった

国見side

これを、A先輩が?

いや違う、姫崎が絡んでることから、これはこいつがやったもの…

及川さんは…今までのAさんへの信頼を捨ててこの前来たばかりのやつにつくのか…?

「Aせんぱ…『気にしないでいいよ、国見くん』っ…!」

気にしないで…?犯人がわかったのに、見て見ぬふりをしろって…?

及「……と、とりあえず部活。悪いけど奈緒ちゃん、倉庫掃除しといてくれないかな?スポドリとかは俺達が自分でやるから…」

奈「わかりました!」

岩「…最後、何も言い返せなかったところから見ると…やっぱり犯人は…」

花「信じたくねぇけど…」

松「………」

Aside

えっと…明日の鍵当番は姫崎さん…だけど、多分やらないだろうから4時起きかな…

それで部室を掃除して…それから…、ダメだ頭が回らない…

結局、スポドリだけでも入れて、扉の前において帰ってきた

及川さんたちは、姫崎さんがやったと思い込んでくれるだろう…それか姫崎さんが気付いて配るだろう…

国見くんには迷惑かけられないし…後でLINEしとこう…

及川side

及「あれ?」

Aが帰ったあと、扉を開けてみるとそこには人数分のスポドリがあった

及「これ、奈緒ちゃんがやったの?」

奈「え?あっ、は、はい!」

及「ありがとうね〜」

岩「Aがいなくなっても奈緒に任せられるな」

奈「そんなぁ〜、大袈裟ですよっ!」

国「…〜〜さんだ……」ぼそ

及「?」

国見ちゃんがなにか呟いた気がしたけど、気のせいかな?

それにしても、Aがこんなことするなんて…
信用してたんだけどなぁ…

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作者名:魅希 | 作成日時:2018年7月10日 9時

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