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救って 16 ページ18

奈「じゃあA先輩?私はタオルをしてきますから」

次の日、早速姫崎は行動に出た

だけど、こっちも負けていられない

『待って』

奈「?」

『姫崎さん、あなたいつもタオルをしてくるって言って、結局してないよね?いい加減にして』

奈「……はぁ???私にそんな口聞いていいの?国見くん、もっと痛い目合うよ?」

『そう言っときながら、結局あの写真、国見君じゃなかったじゃない』

奈「なっ!何言ってるのよ!あれはちゃんと国見くんで…!」

『国見くんが言ってたの、そんなことされてない、恐らく誰かがカツラを被せられて撮られたんだろうって。』

奈「っ!!」

私は潔子さんたちが録音しているのを横目に見ながら、話を進めた

『それに、倉庫の件だって、嘘でしょ?』

奈「っ!えぇそうよ!あれは私の友達にやってもらったの!!そしたらまんまと及川は騙されちゃってさぁ!!でも、国見くんがあんなに勘が鋭いなんて、迂闊だったわよ」

『きみ、国見くん好きなんだよね?』

奈「えぇ」

『ならそれなりに見てたでしょう?バレーしてる時も』

奈「それが何か?」

『ならなんでわからないの?国見くんの勘が鋭いって』

奈「っっ!!!」

『彼は冷静に相手の動きを読むタイプ。なら、勘が鋭いってこともわかるよね?』

奈「そ、れは…」

『ヒロインをしたいなら、それなりに部員のことを分かっていて。』

『………時間が無いからもういいよ、タオル、自分でやるか私にやらせるか、きめてね』

奈「………どうするの?部員にいいつける?」

『いいや?私が何を言っても聞いてくれないだろうし。あぁでも、髪を切ってきたことは、許さない』

奈「………」

そのまま姫崎さんは走っていった

あれは多分タオルせずにどこかで泣くつもりだな

『………とれた?』

谷「うん!!」

潔「バッチリ、日付も押さえとくね」

大「あとは、あれだろ?」

『お願いします』

菅「任せとけ!」

覚悟していて、"まだ"言わないだけだから

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作者名:魅希 | 作成日時:2018年7月10日 9時

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