【 おそ松さん 】学生むつごと恋する短編集 3

毎日会う関係 【 十四松 】 ページ43

※付き合っていません
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「 じゃあまた明日ね!!! 」


『 いやもう明日とかないから 』


「 え!? なんで!? 」


『 だって今日卒業式でしょ
もう高校来る必要ないんだよ 』


「 え!? そーなの!? 」








今日が卒業式だったというのに、
こんなバカみたいなことを言っている、元クラスメイトの十四松





ていうかどのみち、明日から春休みだから
また明日ってのも変な話だけど。









「 え、じゃあもう高校のみんなと会えないの? 」


『 まぁ、今までみたいに毎日会うってのは無理なんじゃない? 』


「 じゃあAちゃんとも!? 」


『 そりゃね
もう高校には来ないんだし 』









こいつは、卒業してからも普通に登校するつもりだったのか。

馬鹿なのか天然なのか、そんな十四松に少し呆れた笑いが溢れる








「 Aちゃんと会えないのかー… 」


『 いやまぁ、二度とってことはないと思うけどね 』


「 うーーん、じゃあさ
逆に、卒業しても毎日会う人っているのかな!? 」


『 えー?
あー、まぁ、彼氏とか彼女とかいる人は頻繁に会うんじゃないの 』








私のクラスにも何組かのカップルがいたし

多分そういう人達には、卒業とかしても関係ないんだろうな〜









「 じゃあさ!!
Aちゃんが僕の彼女になれば毎日会える!? 」


『 あー会えるんじゃない?…
……って、は!? なに!? 』


「 僕と付き合ってください!! 」


『 いやどうしてそうなった!? 』








何かいきなり告白されたんですが






いや十四松のことだから、
恋とか好きとかそういうのじゃなくて

毎日会う=カップル って思っちゃっただけだと思うけど








『 いや、別に、カップルにならなくても
そんなに会いたいなら普通に会うし 』


「 僕の彼女になるの嫌? 」


『 え、いや、え… 』


「 僕ね、ずっと好きだったんだ
Aちゃんのこと 」







だから毎日会いたいし、これからも一緒にいたい


なんて、急に真剣になって言われても。








『 な、なにそれ 』


「 僕、本気なんだ
好きだよ、Aちゃん 」






そんなの、









十四松には恋とかそういう感情、ないって思ってたのに


十四松のこと好きなのは、私だけかと思ってたのに。









「 ね、Aちゃんは?
返事!! 」


『 私も…
十四松と毎日会う関係になっても、いいよ 』


「 えっ、それって 」


『 私も好きってこと 』

クリスマスイブに 【 トド松 】※学生要素無→←プロポーズ 【 カラ松 】

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