電車のあの子 【 チョロ松 】 ページ28
※付き合っていません
チョロ松side
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朝、いつも同じ時間の電車
いつも同じ場所に座っている同い年くらいの女の子がいる
制服を見るに、僕の高校ではないけど
「 今日も可愛い… 」
おそ 「 なんか言った? チョロ松 」
「 エッ!?!? い、いやっ、なにもっ 」
やばいやばい、無意識に口に出ていたみたい
一緒に電車に乗っているおそ松兄さんの声に慌てて否定するけど、
僕の意識はまたすぐあの子に持っていかれる
おそ 「 お前、どこ見てんの 」
「 は!? いや、そ、外の景色! 」
おそ 「 外ぉ? 」
ほら、よくあるやつ。
同じ時間に同じ電車に乗ってる、ただそれだけなのに
なんか目も心も奪われちゃうアレ
初めて見た時、かわいいなーなんて印象から
ずっと彼女を目で追ってしまう様になった
と、電車が次の駅に止まったようで
「 あっ 」
席を立って、電車を降りようとするあの子に謎に焦る僕
で、無意識に彼女のあとを追っちゃって
おそ 「 ちょ、おいっ
まだ俺らの降りる駅じゃねーだろ 」
「 あっ、あのっ 」
『 っ! 』
おそ松兄さんの声に振り向くことはなく、
僕は彼女に声をかけてしまった
「 ぁ、い、や…
い、いきなりっ、すみません!!! 」
こんなに時間の無い朝に
なんの接点もない男に声を掛けられて
いやいや僕、何してるんだ
そう思って僕に振り返っていた彼女に咄嗟に謝った
『 ふ、ふふっ 』
「 …え、」
『 また、明日も同じ電車で会いましょうね 』
そんな僕に、そう微笑んでひらっと手を振り
電車から降りていく
な、なんだあれ
「 明日もって… 」
多分きっと、
あの子も僕を、前から認識していたのだろう
「 う、う、…
嬉しすぎるｩｩｩｩｩｩ 」
おそ 「 は? どしたチョロ松? 」
ぽやぽや浮かれている僕を不思議そうに見ている兄さん
は、どうでもよくて、
あーもう、明日も楽しみすぎる
ぜっっっったい寝坊できないわ
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しゃび(プロフ) - ごはん(50)さん» コメントありがとうございます。そこまで褒めて頂いてとても嬉しい限りです…！沢山あるおそ松さん作品の中から私の作品を読んで頂いてありがとうございます！更新はまちまちになってしまって申し訳ないですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年8月23日 18時) (
レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(50)(プロフ) - こんにちは!!しゃび様の作品全部見させて頂きました!!どれも最高です。この様な短編集やおそ松さん作品の中でもしゃび様の書くお話が一番好きです。お気に入り作者登録も失礼ながらさせて頂きました!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 535205595b (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» 時間はかかってしまいますが、それまでお待ちいただければ幸いですし、なるべく詰まらないようにこちらも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» こちらまで読んで下さりありがとうございます！とても嬉しいです。辞める、と言うよりは一旦おやすみということなので、勿論チョロ松のオンリー短編集も書かせていただきますし、全員書き終わったらまたこういった短編集を再開しようと思っております。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
苺夢(プロフ) - やめちゃうんですね、。でも！推しがチョロ松なので気長に待ってます！あ、えと、焦らないでくださいね！しゃびさんの作品読み返して気長に待ってます！これからも頑張ってください！！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 4fd2aa824a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃび | 作成日時：2018年9月1日 0時
