空き教室で 【 カラ松 】 ページ26
※ちょい甘めかも
カラ松side
_______________________________________
『 …あ、』
「 あっ 」
ガラガラ、と演劇部が使っている空き教室を開けたと同時に固まる俺の体
「 わっ、わわ、悪いっ! すまないっっ!! 」
咄嗟に謝りながら、慌ててドアをピシャン、とちょっと勢い任せに閉める
なんで慌ててるかって、
今日は元々、部活が休みの日だが
俺は自主練をしようと放課後に1人、空き教室に向かった
けど、その教室には
着替え途中で、下着姿のハニーのAがいて。
付き合ってるけど、初めて見た
『 あ、カラ松くん
もう開けていいよ 』
服着たから、とその空き教室から聞こえ
ちょっと恐る恐るドアを開けると、もうしっかり制服に着替えたAの姿
「 あの、すまない
ノック、するべきだった 」
『 大丈夫だよ、気にしないで 』
「 気にしないのは、無理がある… 」
着替えのせいでちょっと崩れた髪を直しているハニーを見つめて、ふと思う
いや、気にしないで、じゃないぞ
「 は、ハニー! 」
『 なっ、なに 』
「 ここで、着替えてたのはまだいいがっ…
開けたのが俺じゃなかったらどうする気だったんだ!? 」
『 えっ、あー…
考えてなかった 』
鍵かけたと思ってた
なんて呑気にへらっと笑うハニーに
少しムッとする
「 こう、やって 」
『 わっ、なに、 』
「 俺以外の男が見たら、
こういうこと、されてたかもしれないんだぞ 」
『 んむ!? ん、っ』
分かってないハニーには、教えなければ
ハニーの体を壁際に追いやり、
押さえつけて、深めのキス
そして、ぷちぷちと、制服のシャツのボタンを外していく
『 んっ、か、からまつく 』
「 なんだ、ハニー 」
『 ちょ、なにしてっ 』
「 何って
わかるだろ 」
『 ちょ、えっ、こ、ここではまずいって…! 』
恥ずかしそうに身を攀じるAをさらに押さえつけ、キスを続ける
お互い、こういう経験なんて初めてで
余裕なんて、ない
『 わ、私がっ
わるかったから…っ 』
「 ん、ほんとに分かってるか? 」
『 う、うん…
目撃したのが、カラ松くんでよかった 』
「 そうか… 」
どうやら、自分がどれだけ危ない状況だったかは、理解したらしい
が。
「 すまない、
ここまで来たら、もう我慢出来ない 」
今度はちゃんと鍵をかけて。
106人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃび(プロフ) - ごはん(50)さん» コメントありがとうございます。そこまで褒めて頂いてとても嬉しい限りです…!沢山あるおそ松さん作品の中から私の作品を読んで頂いてありがとうございます!更新はまちまちになってしまって申し訳ないですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年8月23日 18時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(50)(プロフ) - こんにちは!!しゃび様の作品全部見させて頂きました!!どれも最高です。この様な短編集やおそ松さん作品の中でもしゃび様の書くお話が一番好きです。お気に入り作者登録も失礼ながらさせて頂きました!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 535205595b (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» 時間はかかってしまいますが、それまでお待ちいただければ幸いですし、なるべく詰まらないようにこちらも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» こちらまで読んで下さりありがとうございます!とても嬉しいです。辞める、と言うよりは一旦おやすみということなので、勿論チョロ松のオンリー短編集も書かせていただきますし、全員書き終わったらまたこういった短編集を再開しようと思っております。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
苺夢(プロフ) - やめちゃうんですね、。でも!推しがチョロ松なので気長に待ってます!あ、えと、焦らないでくださいね!しゃびさんの作品読み返して気長に待ってます!これからも頑張ってください!! (2018年12月28日 22時) (レス) id: 4fd2aa824a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゃび | 作成日時:2018年9月1日 0時