心配 【 おそ松 】 ページ21
おそ松side
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そういえば最近、あんたの学校の近くで
怪しげな不審者が目撃されたそうよ
と、家に帰るなり母さんから告げられた
今日は遅くなるとかで彼女のAと別々に下校した俺は
一気に血の気が引くのがわかった
「 くそ、出ねぇ… 」
もう日が暮れて、だいぶ暗い外
まさか、とは思ったけど
念の為、家の電話から彼女の携帯に電話をかけた
でも、聞こえるのは
おかけになった電話は… の無機質な声
松代 「 あら? どこ行くのおそ松! 」
母さんのその声には答えず、
慌てて家を飛び出した俺は
全力で学校へと走った
「 まだ学校いてくれ…っ 」
そんなことない、と思いたくても
万が一、を考えてしまう
冷や汗を流しながら、たどり着いた学校に駆け込めば
そこには。
『 あ… え、おそ松…? 』
「 っはぁ… はぁ… 」
昇降口に、彼女の姿
ちょうど帰ろうとしていたらしい
「 おま… あーもうっ
電話くらい出ろよ!! 」
『 えっ、あっ… ご、ごめん 』
充電、切れちゃって
そう、申し訳なさそうに言う彼女を
思いっきり引っ張って、
抱きしめる
「 バカお前…
どんだけ心配したと、思ってんだよ… 」
『 え、し、心配…? 』
「 最近、ここら辺で
不審者出るって、母さんから聞いて 」
『 そ、そうだったの… 』
抱きしめた体を離さないまま、会話を続ける
「 まじ、よかった 」
まだ、学校にいて。
何もされてなくて。
最悪なことになってなくて、よかった
『 あの… 』
と、安心していれば
俺の腕の中から微かに聞こえたAの声
『 あ、ありがとう、ね
私のためにわざわざ 』
俺の方に顔を上げて、頬を赤らめながら言うもんだから
ああもう。
この顔に弱いわ、俺
ちょっと嬉しそうに弧を描いた彼女の唇に
俺の唇を押し付けるようにキスをすれば
少し漏れる、甘い声。
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「 不審者って、どんなんなの? 」
松代 「 噂だと、水色のストライプの大きなパンツを履いた小太りな上半身裸の男の人だそうよ 」
「 それデカパンじゃね? それデカパンじゃね? 」
松代 「 怖いわよねえ 」
「 いやそれぜってえ母さんも知ってる相手だから!! 」
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しゃび(プロフ) - ごはん(50)さん» コメントありがとうございます。そこまで褒めて頂いてとても嬉しい限りです…！沢山あるおそ松さん作品の中から私の作品を読んで頂いてありがとうございます！更新はまちまちになってしまって申し訳ないですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年8月23日 18時) (
レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(50)(プロフ) - こんにちは!!しゃび様の作品全部見させて頂きました!!どれも最高です。この様な短編集やおそ松さん作品の中でもしゃび様の書くお話が一番好きです。お気に入り作者登録も失礼ながらさせて頂きました!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 535205595b (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» 時間はかかってしまいますが、それまでお待ちいただければ幸いですし、なるべく詰まらないようにこちらも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» こちらまで読んで下さりありがとうございます！とても嬉しいです。辞める、と言うよりは一旦おやすみということなので、勿論チョロ松のオンリー短編集も書かせていただきますし、全員書き終わったらまたこういった短編集を再開しようと思っております。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
苺夢(プロフ) - やめちゃうんですね、。でも！推しがチョロ松なので気長に待ってます！あ、えと、焦らないでくださいね！しゃびさんの作品読み返して気長に待ってます！これからも頑張ってください！！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 4fd2aa824a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃび | 作成日時：2018年9月1日 0時
