二人きり教室 【 十四松 】 ページ20
十四松side
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「 やっべえ〜〜〜!!! わっすれものした!!!! 」
大きな声で独り言を言いながら
ガラガラっと勢い良く教室のドアを開ける
下校途中で、学校に忘れ物をしたことを思い出し
急いで戻ってきたんだけど。
「 あっれ!? Aちゃん?? 」
もう誰も残っていないこの教室にただ1人、
机に突っ伏している、僕の彼女のAちゃんがいた
「 Aちゃん?? どーしたの? 」
もしかしたら泣いてるのかも… なんて心配になって
近づいてゆさゆさと揺するけど、返事がない
て、これ
「 寝てる…?? 」
よく聞けば、規則正しい呼吸音
彼女の静かな寝息が聞こえて
なんでこんな所で、と思ったけど
それはAちゃんの突っ伏してる机に置いてあるノートと教科書を見て勘づく
ああ、もしかして、1人で残って勉強してたのかな
「 言ってくれれば僕も一緒に残ったのに 」
そう呟きながら、Aちゃんの前の席の椅子に座って
そっと、髪をとくように彼女の頭を撫でる
「 こんなとこで寝てたら風邪引いちゃうよ? 」
起こすのは気が引けるけど、
でももうそろそろ、最終下校の時間も近づいているし
ほっぺをつんつんつついたり、頭を軽くぽんぽんしたり、ちょっと彼女で遊びながら、声をかけるけど
起きないなあ
「 あっはぁ、寝顔かわいー 」
突っ伏してた顔は、少しだけ角度が変わり
横になって見えたAちゃんの寝顔に思わず呟く
忘れ物を取りに来たことなんてすっかり忘れて
彼女の寝顔に見とれる僕は
もう少しこの寝顔を見てたいなぁ、なんて
二人っきりの教室で
最終下校のチャイムが鳴るのを待つ
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しゃび(プロフ) - ごはん(50)さん» コメントありがとうございます。そこまで褒めて頂いてとても嬉しい限りです…！沢山あるおそ松さん作品の中から私の作品を読んで頂いてありがとうございます！更新はまちまちになってしまって申し訳ないですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年8月23日 18時) (
レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(50)(プロフ) - こんにちは!!しゃび様の作品全部見させて頂きました!!どれも最高です。この様な短編集やおそ松さん作品の中でもしゃび様の書くお話が一番好きです。お気に入り作者登録も失礼ながらさせて頂きました!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 535205595b (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» 時間はかかってしまいますが、それまでお待ちいただければ幸いですし、なるべく詰まらないようにこちらも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» こちらまで読んで下さりありがとうございます！とても嬉しいです。辞める、と言うよりは一旦おやすみということなので、勿論チョロ松のオンリー短編集も書かせていただきますし、全員書き終わったらまたこういった短編集を再開しようと思っております。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
苺夢(プロフ) - やめちゃうんですね、。でも！推しがチョロ松なので気長に待ってます！あ、えと、焦らないでくださいね！しゃびさんの作品読み返して気長に待ってます！これからも頑張ってください！！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 4fd2aa824a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃび | 作成日時：2018年9月1日 0時
