素面の時に 【 カラ松 】 ページ32
※付き合っていません
カラ松side
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深夜、なかなか寝付けなかった俺は
家の近くのコンビニに足を運ぶことにした
と、そのコンビニのだだっ広い駐車場の片隅に
1人のガールが座っているのが見えた
暗くてよく見えないそのガールに、興味本位で近づけば
「 あれ、A…? 」
俺のよく知るガールで。
幼なじみのAが、コンビニで買ったであろう缶ビールを片手に眠そうな顔で座っていた
「 こんな遅くに1人で何してるんだ 」
『 カラ松ぅ?
んー、ふふ、カラ松だ 』
俺の顔を見るなり、ふにゃふにゃとした笑顔を向ける
これは、
相当酒が回っているらしい
「 A、酔ってるだろ 」
『 酔ってまへーん 』
「 よく言えたな 」
そんな彼女に少し呆れながら、俺も隣に座り込む
『 カラ松こそ、こんな時間に何してんのお 』
「 俺は、なかなか寝付けなくてな 」
ふーん。
なんて、聞いてきたくせに大して興味無さそうにして
「 とにかくもう遅いし、家まで送る 」
『 えー? いいの 』
「 だってこんなに酔ってるのに置いて帰れるわけない 」
『 やっさし〜い 』
優しいなんて思ってないようなテキトーな返事に
また呆れながら
彼女の腕を引っ張り、少し強引に立たせる
「 ほら、行くぞ 」
『 んー… 』
立ったまま、まだぼーっとしているAが
俺にゆっくり寄りかかってきて
抱きついてくる
…抱きついてくる?
「 えっ!? 」
『 んふ、カラ松あったかー… 』
「 いや、おい、ちょっと… 」
なんだこの状況
いつもは俺に対して塩対応なくせに
こんな時だけ甘えてきて
「 A…っ 」
『 カラ松が彼氏だったらなあ 』
その言葉に、しん、と
俺の脳みそは動くのをやめたようで
何も考えられずその場に硬直した
『 カラ松、付き合ってよお 』
「 っ、ちょ、あの… 」
本気なのか、冗談なのか
酒が入っていては分からない
「 そ、そういう愛の告白は…
素面の時に言ってくれないか… 」
『 今素面ですう 』
「 嘘つくな!
思いっきり酔っているじゃないか!! 」
勢いで、誤魔化そうとしているけど
俺の心臓はばくばくで
この告白を、明日彼女は覚えているのだろうか…
ただ、この状況を手放したくない俺は
今だけならと、抱きついている彼女をぎゅっ、と抱きしめ返す
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美羽(プロフ) - しゃびさん» 絶対書いて下さいね(≧▽≦) (2018年8月26日 11時) (
レス) id: cc175e3c82 (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 美羽さん» コメントありがとうございます。某壁ドン松の描き下ろしを見て、これは書かねばとなりました。壁ドンシリーズは他の松でも書けたらいいなと思っております。 (2018年8月26日 11時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 一松の壁ドンスゴい良いですね！！ (2018年8月26日 11時) (レス) id: cc175e3c82 (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - レンさん» コメントありがとうございます。最高と言っていただいて嬉しいです。ネタが浮かび次第の更新にはなりますが、お付き合いいただければなと思います。 (2018年7月25日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
レン - マジで最ｯｯ高です！本当良いですね！この作品大好きです♪更新頑張ってください！応援しております( * ▽ * ) (2018年7月24日 22時) (レス) id: 303ffb8087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃび | 作成日時：2018年7月22日 23時
