【 おそ松さん 】むつごと恋する短編集 2

ダイエット 【 十四松 】 ページ3

「 Aちゃん!! 」








と、大きな声で私の名前を呼びながら
私に抱きついてくる十四松









『 うわ、わ
十四松、びっくりした 』


「 あはは! ごめーん!! 」









そう言いながらも、私から離れない






それどころか、ぎゅーっとさっきより強く抱き締めてくる









『 じ、十四松
どうしたの 』









ちょっと苦しい





「 うーーーーーーーん 」









?


何か悩んでるような、そんな声を出して
一言









「 ね、Aちゃん、ちょっと太った!? 」


『 もっとオブラートに包んで言ってください!! 』









太った、って




まぁ、自覚あるんですけど。









最近、食べ放題系のお店に行くのにハマってしまって
そこで結構…









「 いやまぁ、今も十分ほっせーけどね!! 」









見た目は全然変わんねー!! なんて言って
私のお腹を触る十四松






『 ちょ、触んないで 』


「 ぷにぷにしててかわいい 」


『 全然嬉しくないです 』









運動も怠ってたし、たるんでるなーなんて


そろそろダイエットしなきゃいけないと考えていたら









「 でも、前はちょっと痩せすぎてたんじゃない? 」


『 え? 』


「 前も可愛かったけど、今のがもっと可愛い!! 」









えー、なにそれ…









『 ほんと? 』


「 嘘言わないよ!! 」









十四松がそういうなら。





『 ダイエットはまだいいかな… 』


「 それでどんどん太っていくやつ!! 」


『 うるさい!
そうはならないようにするし! 』

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