【 鬼滅の刃 】伊之助さんとそんな日々【 嘴平伊之助 】

伊之助さんが二度寝する日 ページ38

伊之助side
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｢ ……ンがっ ｣



あ…? 眩しい
もう朝か

窓から差し込む光で目が覚めて、体を起こそうとしたところで腕に違和感



｢ ハ…? ア!?
な、お前なんでここにいんだッ!!? ｣

『 …ン、んん… 』



目の前にはAがスヤスヤ気持ちよさそうに眠ってやがった

は? 何でいんだこいつ
しかも妙に近ェ

俺の腕はそいつの腰に回っていて、まるで自分のモノだと言うようにがっしり掴んでいた



｢ …そういや、昨日 ｣



夜中にこいつが来た、気がする
もぞもぞ布団が動く感覚がして、目を覚ませばAがいて、俺の布団に入ろうとしてたんだったか

眠れねぇから俺ンとこ来たとか



｢ んだそれ、ガキか ｣

『 …ん、スゥ、』



ガキみてぇに眠ってやがる
こいつの寝顔、見んの何回目だ



｢ …あ、?
何だコレ ｣


寝顔を見つめて、ふと気づく

そいつの目から何か、流れた様な跡
今は乾いて、跡だけが残ってる



｢ 泣いたのか? こいつ ｣



涙を流したような跡だ

何で泣いてんだよ、眠れねぇって言ってたのと関係でもあんのか



｢ 俺がここにいんだろーが ｣

『 ん、… 』



まだ寝てやがるそいつの頬をぶにっと摘んでやっても起きねぇ

でも、少しだけ表情が緩んだような



｢ …オイ、いつまで寝てんだ ｣



俺までまた、眠くなる



胡 ｢ 伊之助くん、珍しいですね
まだ寝てるんですか? もう朝で… って

…あら、ふふ、これはこれは。 ｣

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