【 鬼滅の刃 】かまぼこ隊と恋する短編集 弐

誰が一番 【 かまぼこ隊 】 ページ5

※誰とも付き合っていません
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誰が一番Aちゃんをドキドキさせることが出来るか勝負しよう!!

という善逸の唐突で謎な提案から始まった変な勝負





伊 ｢ 勝負なら負けねぇぜ!! ｣



勝負勝負ゥ!! なんて気合を入れてる伊之助は何の勝負だか分かってるのか





善 ｢ じゃあ俺から行くよ!! ｣


『 は、えっ、』




善逸が物凄い速さで私の目の前まで来て、両手をぎゅっと包むように握られる




善 ｢ 俺、Aちゃんの事絶対大事にするから
だから結婚しよう ｣


『 は 』






いやいやいやなんだこれ。

決まった… なんて顔で誇らしげだけど、突然過ぎてときめくどころの話じゃないんですけど





善 ｢ どう!? ドキドキした!?
俺と結婚してくれる!? ｣


『 趣旨変わってるじゃん 』


炭 ｢ 善逸、いくら何でも唐突すぎるぞ
Aが困ってるだろう ｣


善 ｢ じゃーあ炭治郎やってみてよ!
俺よりドキドキさせられるかさぁ!! ｣





今度は、善逸にやれやれと言いたげな顔をした炭治郎が私の頭の上に手を乗せ、優しく撫でながら





炭 ｢ Aは偉いな
女の子なのに強くて頑張り屋で、そういう所いいと思うぞ! ｣


『 お、おぉ… 』



流石長男と言ったところか
笑顔と共に言われたその言葉に、少しドキッとしたりしなかったり。




伊 ｢ 次俺だろ!?
勝負だ!! 何すりゃいんだ!? ｣



ほらやっぱこの人だけ分かってないよ

お前じゃ無理だろうなーと馬鹿にする善逸に怒ってる伊之助






伊 ｢ どきどき? ってよく分かんねーけど
ほら! これやる!! ｣


『 どんぐり… 』





やたらとキラキラしている






善 ｢ どんぐりとかッ
一番ドキドキしねーよそれ!! ｣


伊 ｢ ハァ!? 何でだよツヤツヤのどんぐりだぞ!? ｣


炭 ｢ 善逸も善逸だと思うけどな ｣





そんな風に言い合っている三人を見つめていれば、






禰 ｢ ふんふんッ ｣


『 ? 禰豆子ちゃん? 』





どこからとも無く禰豆子ちゃんが私の元にやってきて、
ぎゅっと、抱き着いてきた






『 か、かっわいぃぃ… 』



ふんふんと嬉しそうに抱き着く禰豆子ちゃん、可愛すぎて。








『 禰豆子ちゃんが優勝 』



一番ドキドキしました。
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｢ 確かに禰豆子ちゃん可愛いけどもッッ
俺にはドキドキしなかったのぉ!? ｣

｢ 禰豆子には叶わなかったか… ｣

｢ おいツヤツヤのどんぐり嬉しくねーのか!? ｣

寝言 【 善逸 】→←危機感 【 炭治郎 】

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