【 おそ松さん 】むつごと恋する短編集

嫉妬 【 トド松 】 ページ25

※2期7話ネタが入っています
※ギャグ強め
トド松side
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『 くっ… ふふっ、ふふふっ… 』









今目の前で必死に笑いをこらえている人は、僕の彼女のAちゃん









「 もう笑いたきゃ笑えばぁ!? 」


『 ご、ごめんって… ふ、ふふっ、はははっ 』









何でこんなに笑われてるのかというと。







前におそ松兄さんを誘って合コンに行った時の話を彼女にしたのが原因




ホタテでケツをごしった話がツボに入ったらしく、もうずっと笑いをこらえている









『 だ、だって、ふふっ
ホタテッ… ホタテでケツ… あははっ 』


「 あーもう話さなきゃよかった!! 」


『 怒んないでよトッティ
…はい、ホタテでケツを〜? 』


「 はいゴシゴシ〜!! …っじゃねーよ!!!! 」









少し収まったかと思ったけど、また笑い出す


笑ってる顔、可愛いけどさぁ。









「 てかさ、ホタテとかより、気にするところないわけ? 」








そもそもなんで僕がこんな話を彼女にしたかって









『 っは〜、おもしろ…
え? 何が? 気にするところって 』


「 分かんないの? 」


『 分かんない、教えて 』









そんな理由、ひとつしかないでしょ









「 僕、Aちゃんって彼女がいんのに合コン行ったんだよ? それに対して、なんか思わないわけ 」









嫉妬、されたかったなんて。









『 …あ、確かに 』









さっきの楽しそうな顔から一転、急に青ざめるAちゃん









『 そ、そうだよ、トド松くん
なんで、私がいるのに… 』









普段、僕ばっか嫉妬して、なんか悔しいからって
それだけの理由



今回ばかりは嫉妬してくれるか? と思っていたら









『 なんで私も誘ってくれなかったの!?
トド松くんの生ホタテケツごしり見たかったよ!! 』


「 いやそこかよ!!!!!! もういいよ!!!!!! 」









彼女はこういう人だ。
嫉妬とは無縁だ。









ひぃっ、ホタテッ… とまた笑い出したAちゃんを見て、まぁでも、楽しそうだしいっか、とか思っちゃう僕

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『 あ、トド松くん 』

「 何? 」

『 合コン、もう行っちゃダメだよ 』

「 えっ 」

『 なんか、さみしいし何となく嫌 』

「 ちょ、ちょっと待って何それ反則!! 」

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