【d!】有能秘書奮闘日記 (ページ4)

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二択ページ4

総統室へ入ると総統と書記長の言い合いが耳に入る

tn「書類を全部Aに任せるのはだめ言うてるやろ！」

gr「私以上に優秀なのだ、何も問題ないだろう」

聞いてなかったふりして自分の机に向かう
座った瞬間に2人の視線があたしに向いた

tn「A、グルさんを甘やかさんとって」

gr「いいやA、秘書として私の命令だけ聞いていたらいい」

tn「少しはAの体のことも考えたらどうや？」

あたしはため息をついた
うーん、どっちに味方するか

『もう何回も話し合ってきた議論よね。あたしはどうすることが正しいのか…』

あたしはトントンを見る

『トントン。グルッぺンは全く仕事をしてないわけではないわ。あと、あたしより自分の体を心配すべきよ』

次はグルッペンを見た

『あたしにとってグルッペンの命令は絶対なのは確かよ。でもそうね、あたしに頼りすぎな一面もあるわね』

tn「結局何が言いたいんや」

『グルッペンにはご褒美をあげるから、今日貴方の書類を担うことはやめるわ』

gr「褒美だと？」

tn「また甘やかして！」

あたしは席を立ってトントンの元へ歩く

『グルッペンのぶんの書類を片付ける時間がなくなったから、トントンを寝かしつけてくるわね』

tn,gr「「は？」」

『貴方何徹目？』

目の下に隈があるトントンの顔を見つめる

tn「…まだ2」

『アウトよ、大人しくついてきなさい』

トントンの手を引いて総統室を出ようとする
するとグルッペンがあたしの名前を呼んだ

gr「褒美とはなんだ？」

『それは仕事が終わってからのお楽しみ』

…実は何も考えてないなんて言えない。