【wrwrd!】とある一国の非日常【長編小説】 (ページ12)

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辿り着いた食堂は白と黒を基調としていて清潔感があった。扉を開けると共に、キッチンであろう場所から私のいた国で会った……オスマンさんがひょこっ、と顔を出した。

「あ、クロちゃん！」

「こんにちは。先程はお世話になりました」

「ええって！あ、せや。シャオロン今日のご飯の当番お前やろ～」

「あっ」

「次の俺のと交換な？」

「おぉー、オスマン優し！」

「あ、シャオちゃんも来てたん？」

突然鬱さんが登場した。まさか背後から、ぬっと現れるなんて思ってもみなかった……。

「クロちゃん可愛いね」

「大先生口説くなやぁ」

「マンちゃん僕の扱い何とかして!?」

「無理めう」

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「さ、今日は和食めう～」

目の前に現れたのはご飯とお味噌汁と白身魚…多分ホッケ？かな、あとはお惣菜みたいな感じの。オスマンさん料理得意なんだな…。羨ましいな。私は包丁とか父さんが握らせてくれなかったし。

暖かいって良いな。