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放課後になった
樹「よし！じゃあ行こう」
先に教室を出た田中くんに着いて行く
樹「まずはー、ここの階が2年の学年ね！
下の階が3年生で、上の階が1年生！」
その後もいろいろな場所を教えてもらった
樹「これで一通り案内したかな」
『ありがとう』
樹「ねね、Aちゃんって呼んでもいい？」
『あ……う…うん…』
断ることが出来なくて、頷く
樹「改めて、Aちゃんの隣の席の田中樹です！よろしくね」
ニコッと笑う田中くんを見て、モテるんだろうなって思う
樹「ん？何か付いてる？」
『…ううん、なんでもない』
樹「そっか。樹って呼んでね」
『いやいや…呼べない…』
樹「えー、好きな子からは名前で呼ばれたいんだけどー」
『…へ？』
樹「俺と付き合ってよ」
『…ごめんなさい』
樹「えー？だめ？」
『今日会ったばかりじゃないですか』
樹「まぁそっか、」
樹「じゃあ、これから覚悟しててよ」
樹「俺のこと好きにさせてあげる」
『……………』
樹「よろしくね、Aちゃん」
それから普通に教室に戻って、家に帰った
田中くんは家まで送るって言ってたけど丁重にお断りしておいた
やっぱり田中くん苦手なタイプだなぁ……
明日から憂鬱…………
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作者名：pami | 作成日時：2021年5月18日 19時
