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乙骨「僕も同じのを…」
『…、五条は？』
『いつまで拗ねてんの』
『えーと、日本酒3本とホルモンとカルビとタン塩とハラミを3つずつ』
「今日はAも飲むのか？」
『もちのろんでしょ』
「了解！」
『あ、あと…食後にアイスを全員に！』
『それと……』
と小声で店主にだけ聞こえるくらいに言う
『ショートケーキも食後に一つ』
「あいよ！ちょいとまちな！」
厨房に戻っていく店長
夏油「なぜハラミを？君は好きだったかな？」
『んーん。』
『五条が好きなの』
五条「はっ？」
『だって高専のとき焼肉行ったら甘いもんとハラミばっか食べんじゃん』
硝子「二人で行ったのか。へぇー…」
五条「なんだよっ！」
『何その顔』
真希「ふふっ！ははは！」
「悟、お前なんて顔してんだよ！」
棘「しゃけしゃけ！！」
パンダ「ぶふっ！」
乙骨「ふふっ！」
夏油「はははっ！なんだいその間抜けな顔は！」
まるで高専に戻ったかなような賑やかさにこころが暖かくなる
『目隠ししててもわかるって……はははっ！』
五条「ちっ！」
パンダ「悟は同期といると極端に子供っぽくなるな！」
『このかわいいやつめ！』
わしゃわしゃと髪を撫でるとほっぺをひっぱられて仕返しされる
『いひゃい！ごめんっへ！』
五条「僕にこんなことするからそうなるんだぞー？！」
棘「おかか……」
『あ！今のは私でもわかった！呆れるなぁ…でしょ！！』
棘「しゃけ！」
正解！と親指を立てて前に突き出す
『しゃけ！』
私も真似をしてコツンと拳を当てる
『ふふっ…』
意思疎通ができたと喜びながら運ばれてきた食べ物を受け取る
「はいどうぞ！」
『相変わらずおいしそー！！』
並べ終わるとどんどんと肉を焼いていく
夏油「そういえばAはお酒が弱かったような…」
『この十年で成長しましたよ！日本酒なんかで倒れませーん』
五条「だれと練習したんだよー！」
ちゃかすように言う五条に私はひとくちぐびっと飲んで答える
『七海とはよく飲みに行ってたよ！』
私がこれを行った瞬間、隣の夏油の体がぴくりと動いた
夏油「……なぜ七海は会って私にはあってくれないのだい？」
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作者名：駄菓子菓子 | 作成日時：2021年8月22日 23時
