推しと同居始めます。２【名前変換オリジナル】

花火４ ページ17

三尋「僕の知り合いの子でね、すごく優しくてみんな大好きだった。」


「…そうなんだ」




三尋「でも、その子…実はLoveMAXのファンだったんだ。僕達に知られた頃にはファンの子への罪悪感でここから出ていってしまったけどね」





私と…一緒だ…
LoveMAXのファンは確かに民度が高い。それに罪悪感を抱いて…


胸の奥がぎゅっとなった。

自分のことみたいで…





「私…やっぱりここにいていいんでしょうか」



三尋「…何言ってんの紫乃ちゃん、君はもう僕達の仲間だよ」



優しく見つめられるほど苦しくなる。
でもなんでだろうか…妙に見覚えがあるの







三尋「紫乃ちゃん…」


「…な、なんでしょう」





三尋くんの顔が近づく
暗闇が私たちを隠して



「…三尋…くん？」



三尋「…俺、紫乃ちゃんがいないと嫌だよ」


「ほ、ほんとですか…」



三尋「うん、こんな事言うのちょっと恥ずかしいけどね」



三尋くんは照れくさそうに笑った。



そんな仕草も可愛い。



………すき






なんでこんなにドキドキするんだろう
三尋くんしか見えない
付き合いたいとかそんなじゃなくて
ただ、もっと知りたくて触れたい…






「私も…三尋くんと一緒にいたい」



三尋くんといると、素直になってしまう。







三尋「…紫乃ちゃん、あのね」






「…え？」




伊織「おい、花火終わりだぞ」



紫乃「あ、はーい！」







三尋「…」

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