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さっきまでは呪力を飛ばしてくるだけで、本体は動かなかったのに、今では近接戦
我を失っているのか、ひたすらにこちらへと向かってくる
祓うにしても、狙いが定まらないのであれば、少し難しい
広範囲の攻撃は、広範囲な分威力はさほど強くない
特級を祓うことはできないだろう
先程から、何度か足を切り落としているのだが、止まるのは一瞬
すぐに足を生やして追いかけてくる
こちらの体力にも限界がある
長引かせたくない
『空星呪法・宵闇』
鎌に術式を纏わせ攻撃をする
手足だけでなく、頸を切り落とす
そうすれば、呆気なく呪霊は消えていく
「…ジャマ、すル、ナァァ、」
最後までそれしか言わなくて
余程の信念だなと思う
さぁ帰ろう、と湖から出る
思った以上に濡れたな〜なんて思っていると、首を吊ろうとしている女の人
その人もこちらに気づいたのか、少し怯えていた
『…何してるんですか』
「な、何って…、あっ、アナタに関係ないっ！」
『…はい。関係ありません。でも、目の前で死なれるとこっちもいい気分じゃないので』
「こっ、来ないで！！」
私は、女の人の方へ足を進めていく
それと同時に、女の人も後ろへと後ずさり
『…なんで死にたいんですか』
「え…、な、何でって……」
『理由もなく、死にたいんですか』
「………職場での、い じめ…」
「…せっかく夢を叶えたのに、ずっと頑張ってきたのに、なんで私だけ…？
何もしてないのに…」
そこで女の人はうつむいて喋らなくなってしまった
けれど私は気にしない
『…年下のガキが生意気言うなって感じかもですけど、別にいいじゃないですか』
「……ぇ…」
『この世界の自分以外の人は全員エキストラ。主役は自分。脇役の人の意見なんて聞かなくていい
そんな中で、素敵だと思う人ができて、その人が脇役じゃなくなっていく
人は皆、それぞれの良さを持っていて、自分はそれに気づいてないだけ。だから他人が羨ましくなる
辛くても、それを受け止めていれば、いつかそれも、尊い記憶になるんだから』
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かぐや - 大好き！！！！！！！！！！！！！ (4月25日 19時) (
レス) @page5 id: 41bd4258fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品好みすぎて一気見してしまいました(笑)キャラとの絡みが最高に良きです これからも応援してます！ (10月29日 20時) (レス) @page28 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
月奏星(プロフ) - 私、この小説が大好きなので更新するまでずっと待ってますね！！私も小説を書いてる身なので少しは共感出来ます！御体に気を付けて気長に更新して欲しいです！！ (9月12日 9時) (レス) @page28 id: a13783a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
シア - 最新待ってます‼︎ (8月5日 16時) (レス) id: 9ef2cbc150 (このIDを非表示/違反報告)
こは - 更新続きますか？ (6月14日 22時) (レス) @page28 id: b559896119 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホシゾラ☆ | 作成日時：2022年8月28日 18時
