16 ページ16
貴方side
『ん……』
私が朝起きると、恵の腕の中だった。
左手には手首まで包帯が巻かれていて
多分五条先生と恵か手当てしてくれたんだろう
“手当て”とはいい言葉だと思う。
手を当てて治す。それは外傷だけじゃなく、心にも関係してると思うから。
誰かが寄り添ってくれる。それだけで、心は軽くなるものだ。
『……恵、起きて』ﾕｻﾕｻ
伏黒「……」ﾑｸｯ
『おはよ』
伏黒「……はよ」
最初の方は寝ぼけてるみたいだったが、私の顔を見た瞬間、眠気が吹っ飛んだかのようにこっちを見た
伏黒「A、大丈夫か？どこも痛くないか…？」
『うん、大丈夫』
きっと心配してくれたのだろう。左手の事。心の事。
恵は、優しいから
すると突然、恵に抱き締められた
伏黒「……無理すんなよ…。本当は今日は1日此処に居て欲しいくらいだ」
『でも、任務だからね。』
伏黒「……独りで抱え込むな。俺が居る。ずっと傍に居る。俺だけじゃない。先輩や先生も居る。だから……、だから、
独りで泣かないでくれ
」
私はそのとき、無意識に目が熱くなって、鼻の奥がツンとした。
最近では感じたことのない、小さい頃、母がいた頃に感じていた感覚だ
これはきっと、恵の心からの願いだったんだと思う
恵がここまで感情を出しているのはあまり見たことがないから。
だから私は、抱き締められた腕の中で、ゆっくりと頷いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1396人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エリカ(プロフ) - みわさん» 外部からで申し訳ありませんが多分パクリではない気がしますけど・・・見たことあるんですよねこの小説まぁ私が言いたいのは多分パクリではありませんよ! (2022年10月3日 19時) (
レス) @page50 id: 2794126587 (このIDを非表示/違反報告)
ホシゾラ☆ - みわさん» パクリはしておりません。どの作品か教えてもらってもよろしいでしょうか？または、作成日時でパクリかどうかは分かると思います (2022年9月7日 20時) (レス) id: 7f6fa3a88e (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - すみません。違う作品と似すぎてパクリではないかと思っちゃうですけど、違いますよね？ (2022年9月3日 17時) (レス) @page31 id: d19e74104b (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 慶さん» すみません、私の作品です。パクリはしていません。似ている所などは、出来る限り修正したので、読んでコメントくれると幸いです。 (2022年7月3日 14時) (レス) id: 936c26f56c (このIDを非表示/違反報告)
慶 - すみません https://uranai.nosv.org/u.php/novel/tama618yui1/この夢小説がこちらの作品に似ていると思いまして、ご報告させていただきました。勘違いでしたら申し訳ございません (2022年7月2日 14時) (レス) @page22 id: 84c13c1219 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホシゾラ☆ | 作成日時：2022年2月10日 16時
