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「ちょっと確認だけど、今日って君が阿部ちゃんに頼んだんだよね？」
「いいえ、私は佐久間君に会いたいですってお願いした」
「うん？ 俺は今日、阿部ちゃんから俺に合わせたい人が居るから付き合ってって言われたんだけど」
「え？ だってほらこれ！」
埒が明かないと思いスマホでやり取りを見せた。すると佐久間君の目が次第に据わっていったところで、タイミングが良いのか悪いのか阿部さんがドアを開けた。
「あーべーちゃーんっっ」
わなわなと震える手がドンッとテーブルを叩く。おっとりしていて怒るイメージのない佐久間君のこの行動に私は驚くけど、阿部さんは「あ、どうやらバレたかな？」とヘラヘラしてる。
そして”バレた”ってなにが！？
「正直どうやって説明しようかなって困ってたんだよね」
「お前さ、ほんとなにやってんの？ ……部屋に入ったら彼女だった時点で気付くべきだったか」
「え、あのぉ……」
私だけ蚊帳の外にしないでほしくて手を上げると、阿部さんが席に座って話し始めた。
「つまり簡単に言うと、Aちゃんと連絡取っていたのは佐久間のフリをした阿部亮平でしたー！」
「………」
「でしたー、じゃねぇよ」
あれ？ この部屋暖房消した？ 急に冷えてませんか。置かれた状況を飲み込めなくて、ゴンっと頭を壁にぶつければ、二人が慌てて私の隣に寄ってきた。うわー両手に花、じゃないよ。
「ちょっ、どうすんの？ 俺は振り回されるの慣れてっけどねぇ！ ファンの子を巻き込むんじゃないって」
「だって佐久間が言ってたじゃん。 来てくれて嬉しかった子を見つけたって、それって彼女でしょ？」
「…………」
頭上で知らない話しがされていくのをボーッと眺めている。少し冷静になって整理すると、これは私遊ばれた的なことなんだろうか？
いやでもなにも被害は受けていないどころか推しに会わせてもらってる私は損はしていないぞ？
「ライブ中何度も彼女に手を振ってたし、彼女の持ってた団扇俺らの中でも話題になったんだよね。それで思い出した、以前死のうとしてた酔っ払い助けたって、彼女でしょ？」
「…………」
ちょこちょこグサッと刺さることには耳を塞ごうかしら。そして佐久間君はずっと難しい顔をしている。そんな顔も美しいけど……
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ゆきんこ(プロフ) - ありがとうございます😌新鮮な💗さんになっているでしょうか。楽しんでもらえたら嬉しいです！💚にも主人公にも頑張ってもらって彼の心を開かせたいですね！ そうなんです。使えないから2個買えば良かったって思う子です😁 (2023年2月27日 15時) (
レス) id: 928c91c1dd (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - これまでにあまりない感じのさくまさん、、どう心開いて？近付いてくるのか気になります！あべちゃんにもぜひまた頑張ってもらって😉お買い物も憧れますがピアス選んでくれるなんて大事すぎて使えませんね(//∇//) (2023年2月21日 19時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - sakiさん» コメントありがとうございます😊 ツンも、めちゃくちゃツンじゃないのがいいですよね！って思ったらもっとって言われちゃった😂 (2023年2月18日 13時) (レス) id: a30efcea94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます😊 💚ちゃんこれが💗さんの為になると思ってやってます😊元彼はきっとまた出てきます(笑) 頑張ります！！ (2023年2月18日 13時) (レス) id: a30efcea94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 流布さん» ありがとうございます😌 閲覧垢じゃないからと、しっかり守ってくださるの有難いです！どんな形でも感想頂けることは1番の励みになるので嬉しいです😆 (2023年2月18日 13時) (レス) id: a30efcea94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2023年1月30日 16時
