十一話 ページ11
あの日、tomが喫茶店に来店してからと言うもの常連となっていった。
『いらっしゃいま…何だ、tomか』
折角お客さんが来たというのに…またtomか…
『何だとは何だ、客に向かって失礼だと思わんのか?』
『少なくとも売ってやってるのはこっちだし、コーヒー一杯で毎日1時間も居座られているこっちの身にもなりな?』
『コーヒー一杯だけじゃあ駄目なんだな?ならば今回はマカロンも頂こう』
『おやおや…随分とメルヘンチックな物を食べるんですね?』
此方が笑いを交えそう言うとtomは
『なに、マカロンを食うのは俺ではない。』
悪戯な笑みを浮かべ得意気にtomは言う。
『えっ?何々誰か来るの?』
『お前、確かそろそろ休憩時間だな?丁度いいマカロンでも食ってけよ。
飲み物はミルクで良いか?』
正直驚いてしまった。tomとは小競り合いを交わす仲だとは思っていたが、まさか此奴がこんなに気の利くやつだとは
『何？頭でも打ったか?』
『そんなわけ無いだろう?まぁ、お前程度の頭じゃあ俺が何故こうしているかは解らないだろうな?』
『何故急に罵られているんだ?』
急に罵られたんだけど?
だが、奴はどうやら私にご馳走してくれるらしい。
こんなに美味しい誘いに乗らずして何時乗れと言うのだ。
私の余りにもわかり易い態度にtomは失笑混じりに言葉を吐く
『他の店員には話を付けておいた。』
ふと横を見ると先輩が『話は聞いておいた』とでも言わんばかりに此方を見ていた。
『じゃ、お言葉に甘えるわ。
今からコーヒーとマカロンそして』
『お前の頼みたい奴でいい』
『えっと…じゃあ』
メニュー表に目を遣ると
・コーヒー150£
・カフェオレ230£
・ミルク130£
まぁ、私もtomに遠慮して
一番高い1580£のパフェでも食べるかー()
『はい、領収書置いとくねー』
領収書をtomの座るテーブルに置く。
『…お前、一番高い奴選んだな?』
tomが領収書を手に取り言う
『何の事やら…』
『まぁ、頼んでしまった物は仕方ない』
『おー…案外優しくなってるね?』
『元からだ、いいから早く注文したやつもってこい』
『はいはい…しょしょお待ちくださーい』
そう言い厨房へ向う
『tom君とどんな感じ?』
先輩がからかう様な口調で話しかける
『別に、何ともないですよ』
マカロンとコーヒーを作りながら適当に相槌を打つ
『tom君がマカロン何て意外ねー』
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いちごれもん - あっ大好きです今ちょうど推しのところでクラッシュしそうです…(( 無理のないようにお願いします！ (8月23日 21時) (
レス) @page28 id: 48e30f1021 (このIDを非表示/違反報告)
osiruko0404(プロフ) - 新しい垢作りました! 今後はこっちで書いていく所存です！ (7月21日 19時) (レス) id: 400a553372 (このIDを非表示/違反報告)
ほんわかぱっぱのお茶:P - マジでこういうお話好きです!無理なく続けて下さいね！ (2022年11月7日 22時) (レス) id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
nekoneko - こういうお話が大好きです！！いつまでも更新を楽しみに待っています！応援しています！！ (2022年10月5日 20時) (レス) id: 37f74a8cf2 (このIDを非表示/違反報告)
osiruko0404(プロフ) - omioさん、ありがとうございます。最近投稿遅れてますが、完結はさせる予定なので… (2022年9月7日 23時) (レス) id: e2cfdb7421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：osiruko0404 | 作成日時：2022年8月17日 18時
