”悪い子にはお仕置きです” ２ - INFINITE - (ページ28)

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STORY 66 ページ28

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高校もあたしと同じ学校に入学し

チャニは学校一
イケメンと言われて人気者になった

そして、高校２年の時、友達から言われた

『チャニ君

どんなに可愛い女子に告白されても

“僕には姉が居るんで”って言ってる』

「あたし達は姉弟で..」

『だから？血、繋がってないよ』

いつも切なそうに悲しそうな顔で笑ってる

あたしが高校３年になった時に

チャニに関係を求められた

『嫌ならしないよ』

『Aを傷付けるような事、したくないから』

その時にあたしの中で

風船みたいなのがﾊﾞﾝｯって

もしかしたら

あたしチャニの事..好きなんじゃないかって

その夜、あたしはチャニに抱かれた

間違ってるって分かってたけど

“好き”って感情が

チャニに対して現れだしてたんだと思う

何度も何度も

チャニに名前を呼ばれる度に

身体の中で何かが溶ける感覚

いつのまにか、好きになってたんだって

漸く気付かされた

それから、付き合う事になった

何度も重なってお互いを確かめあって

幸せだった、本当に。

いつも通りバイト先に向かっていた時

─チャニが浮気してた

必死に堪えて

そして、あたしは別れようと思った

良い機会じゃん、って

チャニもあっさりと“分かった”って

高校も卒業し、ただのフリーターだった時

両親から舞嵐学園に入学しろと言われた

そして、あの日

─チャニは事故に遭った

あたしが舞嵐学園に入学した日だった

両親からは何の連絡も来なくて

あたし自身も執事達に苦戦して居た時で

チャニには連絡もしていなかった

それから数日後に連絡があったけど

ただの擦り傷程度だからって、ママから

でも本当は、違ってた..

ママの嘘つき...

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