”悪い子にはお仕置きです” ２ - INFINITE - (ページ17)

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STORY 56 ページ17

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「有り得ない..有り得ない...

有り得ない.....有り得ない......」

呪文のように唱えてるのは

Aお嬢様

ｿﾝﾖﾙ『どうされ....ました？』

恐る恐る肩を突くと

凄い形相で振り返ってきた

「あ..ソンヨル....ごめん」

ｿﾝﾖﾙ『いえ』

ふふ、っと笑い

お嬢様の隣に座った

ｿﾝﾖﾙ『ユアンお嬢様が好きだとお思いですか？』

"ユアン"という言葉にﾋﾞｸﾞｯと反応をする

「知らない..」

ｿﾝﾖﾙ『Aお嬢様には敵いませんよ

誰も..何もかも..すべて』

「いっそのこと..

あたしもうさぎになりたい..」

確かに聞こえた。

うさぎになりたい....と

ｿﾝﾖﾙ『そろそろ、お休みになって下さい

明日、お嬢様に紹介したい仕事があるんです』

知り合いに頼み

仕事を紹介してもらった

...気に入るかは分からないが

少しでも、力になりたい

「そんなことまで..いいのに...」

ｿﾝﾖﾙ『悲しそうな顔

.....しないで下さい...そんな顔されたら

久しぶりに

Aお嬢様の事..いじめたくなっちゃいます..』

危険を察知したからなのか、お嬢様が一歩後ろへ

下がろうとする所を....阻止

ｿﾝﾖﾙ『逃げたいですか..？僕から..』

「ちょ...っ」

離れた腕を再び掴み

今度は今度こそはどこへも行かれないように

....力強く腰を引いた

バランスを崩し

あっという間に僕の膝の上に座ったお嬢様

ｿﾝﾖﾙ『今夜は、逃がしません..絶対に

....どうです？

僕に抱かれてみませんか？』

すると顔を真っ赤に染めて

混乱している様子の Aお嬢様

少しからかい過ぎたかな..

でも...Aお嬢様を好きで居るのも

何もかも諦めるから

だから..今日だけ....独り占めしたい

誰にも邪魔されないで

─苦しんでる彼女を..一瞬でも楽にしてあげたい

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