まずは和気藹々と ページ44
まさかそんな話をしているとは。嵐って仲良しグループなんだね良かった良かった、では済まない。恥ずかしすぎる。
顔が赤いのも、涙目になるほど恥ずかしいのもこの際置いておいて。Aは松本を睨みつけた。
「チョイスがおかしいでしょ、なんでそんな話してるのよ松本ーっ」
「俺そんな話したっけ？ いつ？ 改めてAさんのこと言った？」
きょとんとする松本は素で不思議そうだ。
Aは引き気味に「ええ‥‥」と呟く。
「なんも響いてねぇなコイツ」
櫻井がプッと笑う。松本が可愛くてしょうがないと言った笑顔にも見えた。
「小宮山さん諦めてください、これがＪです。独り言がデカい男なんです」
二宮がそう繋げて、Aにウィンクをした。
「そっか‥なら仕方ないですね」
「なんでそんなニノとAさん息合ってんの？ ねぇ俺の知らないところで出会ってたりしないよね？ っていうか皆で残念な生き物見る顔すんな」
「あ、ピザきた。いただきます」
「翔さんから食うのかよ。話聞いてよ。」
そこからは空気が砕けたこともあってわいのわいのと、まるで昔からの旧友のように話が弾む。
勿論Aはとても緊張していたが、それ以上にいつもと変わらない松本と、確実に話しやすいように対応してくれる二宮と櫻井の包括力が大きかった。
二人はAが松本を苗字で呼び捨てていることを大いに面白がったし、ついさっき松本からそう呼んでと言われた話をすると、ニマニマと笑った。
「Ｊはマニアックだなぁ〜」
なんて、本当ににんまりと。
やがて話の内容は、Aと松本が出会った夜のことになった。
「でも、ほんと松潤が酔っぱらって前後不覚なんて俺たち見たことないよ」
「そうなんですか？」
「すっげぇ飲むし長いしちゃんと酔うけど、そんな動けなくなるほどってことは無いね」
「まぁあれは俺もほんと何でかわかんないけど」
首の後ろを撫でながら。松本は恥ずかしそうにする。
「凄い帰宅方法だなって思って、実は観察はしてました」
Aの発言に松本が彼女の方に身体を向けた。
「観察してたの？」
「まぁちょっとは」
「帰宅って、俺の家あそこじゃないから」
「ダイナミック帰宅だなって」
「Aさん」
隣り合って軽口を叩く二人を、二宮と櫻井は興味深そうに見つめている。
当日の様子を知っている二宮は「そうですＪの自宅です」とか合いの手を入れてきたが。
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お塩(プロフ) - ゆぃさん» ゆぃさん、一気読み疲れないですか？今後どんどん長くなる上に、どんどん何なのこの人たちってなるので(笑)ありがとうございますー！ (2021年10月3日 19時) (
レス) id: c86e5730cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆぃ(プロフ) - 小出しもいいけど、一気に読めると尚嬉しいから 一気に出しても大丈夫ですよ~♪ (2021年10月3日 13時) (レス) @page29 id: 7a81be16ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お塩
| 作成日時：2021年9月29日 1時
