第十三話 ページ14
Aside
ｺﾝｺﾝｯと小さめのノックをしたのにも関わらず､部屋からは了承の声が聞こえ､中に入るとマグカップを睨みつけているトントンさん｡
また徹夜続きだったのかな?
｢だ､大丈夫ですか?｣
そう尋ねると存在に気づいたのか驚いた目で俺を見てくる｡
多分格好可笑しいんだろうなぁ…男の俺がこんな格好しても惹かれるだけだし…
トントン｢どうしたん?その格好｣
｢おかしいですか?オスマンさんに勧められて｣
トントン｢いや…別に…｣
｢なにか手伝えることはありますか？｣
トントン｢なら､そこの書類の束締切順に並べて?｣
そう言われ､全部まとめれば俺のお腹の高さまでありそうな書類をまず日付順に並べる
トントン｢ちょっとこっちきて｣
｢は､はい｣
トントンさんの元へ向かえばついていたヘアゴムを外され､何時ものようにてっぺんでトントンさんは俺の髪を結んだ
トントン｢やっぱお前はそっちの方が似合ってるで｣
｢あ､ありがとうございます｣
トントンさんは俺の腰に抱きつくなりそのまま俺の方へ倒れてきた
｢うわぁ!!｣
床に思いっきり頭をぶつけたせいか少しクラクラするがトントンさんはどこかぶつけてないか確認しようとすると本人から聞こえるのは寝息だけで。
どうやら俺の上で眠ってしまったようだ
｢お疲れ様です…｣
きっちりした七三分けも今は崩れていてよっぽど疲れてたんだなと目のクマからも分かってしまう｡
｢少しは自分の体も心配してくださいね｣
サラサラの髪を撫でてるとトントンさんの温かさからか自分も眠たくなってきて…少しなら…そう思って頭を床につける
何時間寝てたんだろ…
寝てたおかげで頭の中はすっきりしていて体を起こすとトントンさんは居なくて､自分も寝てた所が床ではなくふかふかのベッドだった
トントン｢起きた？｣
ドアからトントンさんが覗いていて､さっきより顔色は良くて隈も薄くなった気がする
｢ベッド貸してくれてありがとうございます｣
トントン｢ええよ｣
トントンさんは何処か深刻そうで握られた書類もシワが寄っている
トントン｢戦争が始まる｣
｢え…｣
トントン｢お前はさっさと逃げろ｡敵国が宣戦布告を今してきた｡今居るやつ総出で出ているけど…勝ち目があるかどうか…｣
｢…出させてください!!自分だって総統に命を預けた身です｡｣
自分の胸に秘めていた思いを伝えるとトントンさんは呆れた顔をしたが笑って｢ちゃんと帰ってこい｣と僕を送り届けてくれた
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柑橘 - 完結おめでとうございます！！ 最後切ない気持ちになりました… 他の作品も無理しない程度で更新頑張ってください！！ (2018年10月6日 1時) (
レス) id: 0f917b238e (このIDを非表示/違反報告)
勘島(プロフ) - チョコチップメロンパンさん» こんなのあるかな...思って書いていたのであるのなら良かったですw (2018年8月26日 14時) (レス) id: d6dcc2f8e9 (このIDを非表示/違反報告)
チョコチップメロンパン(プロフ) - 私のアイマスクには『起こしたら許さねぇ！』みたいなことが書いてあるw (2018年8月26日 11時) (レス) id: 71d0a5c15e (このIDを非表示/違反報告)
勘島(プロフ) - 柑橘さん» こちらこそよろしくお願い致します!! (2018年8月21日 20時) (レス) id: d6dcc2f8e9 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘 - おぉ！！了解です！これからちょくちょくコメしてくので、 目に止まれば、宜しくお願い致します！ (2018年8月21日 20時) (レス) id: 0f917b238e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勘島 | 作成日時：2018年8月18日 17時
