どれだけ優れた者でさえ、推しの前では皆同じ.part2【稲荷崎】

愛が57こ ページ17

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宮治「ほーん、なるほどなぁ？」


瑠璃「ね？だからおねがぁい！」


宮治「まぁ、別にええけど」


私らがこの勝負の説明をしてる間に角名くんはまた逃げました



逃げ足速くて笑う私と推しも連れてってや



瑠璃「じゃぁ、いっせーの！で一気に見せましょ？」


「わかった」


瑠璃「いくわよ？いっせーの！」








『愛』








『飯』








瑠璃「、なっ！！？」


宮治「これは……」


「頼む引かないでくれ」



ちな、私が書いたのは『飯』

瑠璃さんは『愛』



推しへの愛って何よ…って思ったらこれとしか出てこなかったんだよね


だって推しご飯好きじゃん？

まさか推しが同じこと書いてるとは思ってなかったけど



瑠璃「こ、こんなのインチキよ！どうせ治くんが書いたやつを見てから書いたんでしょ！！？」


宮治「いや、俺が書き始める前にAちゃん終わっとったで」


「でもこれだと私がめしらぶな人だよな」


宮治「俺のことよぉわかっとるってことやろ？」





宮治「この勝負はAちゃんの勝ちやな」


その言葉と同時に頭を撫でられる



…もうこれ結婚してるよね？？？



瑠璃「ま、まだよ！！」


「まだ勝負するの？」


瑠璃「国語のテスト！今度の中間で勝負よ！！」


「もしまた瑠璃さんが負けたらどうするの？」


瑠璃「そ、その時は諦めるわよ…流石に」



え、やっぱいい子じゃん

…ごめん、いい子かどうかは別だったかもしれない








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宮治「諦めの悪いやっちゃなぁ」


「豚先生よりはマシだと思う」


宮治「あれはほんまにあかん…」


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