どれだけ優れた者でさえ、推しの前では皆同じ.part2【稲荷崎】

愛が70 ページ30

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俺が誰か当てれたら手ぇ離したるわ！とかふざけたことを言う侑くんを最推しに連行してもらい、得点板の側にある椅子に座る


隣ではコーチが選手の状態を書くノートを書いている

書き方は後で私に説明してくれるらしい



…北さんに聞いたことを教えた方がいいのかな







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尾白「っしゃぁあ！！！」



監督「アラン絶好調やなぁ」



大見「そうですね」



「……」




生でみる試合は、かなり心臓に……てか顔面にもきた


画面越しでは味わうことができない熱気と活力と痛み…なんでこんなにボールがこっちにくるんですかね




まぁ、自分ができないっていうのもあるだろうが、単純に凄いと思った


彼らの神経が研ぎ澄まされていくのをひしひしと感じる




………息をするのも忘れるほどに








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結局コーチからノートの書き方を教えてもらった後、また侑くんに絡まれた




宮侑「なぁなぁ！！！」



「…なに」



宮侑「いや冷た！！？なんで！！？」



「……別に、侑くんのトスを間近で見て感激してただけですけど」



宮侑「Aが……デレた！！？」



「お前私のことをなんだと思ってるの？？？」



宮侑「デレの要素がないツンデレ」



「それは最早ツンデレではないただの冷たい奴だ」



銀島「でも見田村、ほんまに治以外にはツンケンしてるからなぁ」



「嘘言っちゃだめだよ銀くん！銀くんにも甘々でしょ？」



銀島「そうやったか？」



「すっとぼけやがってこんちくしょう」



銀くん優しいから甘々で接してたと思うんですけどね…おかしいな、目から汗が……



角名「俺にも甘くしてくれてもいいと思う」



「それは角名くんが私に対する態度を変えない限り無理だと思うな」



角名「今日それで驚かれたじゃん」



「やっぱりデレてたんじゃん！！！！！！」



素直になれよ！！！！モテないぞ！！！！！！



宮治「……俺も、もうちょい甘いのがほしい」



「……顔から火が出そうだ」



角名「安心しなよ、出てるのは水」



そろそろあれだよね、涙腺鍛えた方がいいよね…


鍛え方わからんけど


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