【ハイキュー】迷い込んだ悪女さん【悪女主】

「通話」 ページ15

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高嶺《はぁ？バレー部と一緒に帰ったぁ？》







《そっ、なんか悪い？下準備としてこれくらいやんないと…。




でしょ？》







家に帰ってから祐子と通話をする。






一応、今の状況を伝えとこうと思って。








高嶺《私は一度も一緒に帰ったことないのに…。》





不機嫌に、拗ねたように言った。






《え、そうなの？まぁ祐子ってクールっていうオーラ持ってるもんねぇ。近寄りがたいか。》






自分の爪を見ながら、あははと笑う。







高嶺《……で？どうなのよ。》






祐子は更に不機嫌そうな声でいった。






《そんな怒んないでよー。冗談じゃん？》






陽気な声で言った。まぁこれは祐子にとっては煽ってる様にしか聞こえないんだろうけど。






《最初は2年から信頼あげてこうと思ったんだけど、考えてみれば望月先輩とある程度仲良くなって望月先輩から勧誘貰った方が楽かと思ったんだよね。》








祐子から聞いたところ、バレー部は望月先輩が望むことなら何でもするみたいだから。







本当は部員の方から勧誘貰うのが理想なんだけど…。







まぁ手は早い方がいいからね。







《それだけ。じゃあねー》







高嶺《は、ちょっと、待ちなさ…》


　




通話を終わらせるとベットに倒れるように横わたる。






今は取り敢えず、月島くんの行動を待たないとな。






多分、日向くんは影山くんと同じバレー馬鹿。




山口くんは単純だから3人とも操りやすい。







それでいて1年の中で一番面倒そうなのが月島くん。







まずは外壁から…ね？








2年ではやっぱり縁下くんかなぁ。





他の2年は操りやすそうだし。







3年生はやっぱり主将の澤村さんかな。まぁ菅原さんでもありだけど。








保証として望月先輩とは交流を深めていた方がいいよね。









あぁ、楽しみ。







私があなたの居場所をちょっとずつ奪っていって、最後全てを奪われた絶望する顔。







どうなるんだろう。








泣き叫ぶのかなぁ？狂い散るのかなぁ？









でも、私に目を付けられたからにはあなたの勝ち目はない。













『精々足掻いてくださいよ。』






それでさっさと







『お城から出てってよ。お姫様。』












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