【ハイキュー】迷い込んだ悪女さん【悪女主】

「王様」 ページ13

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『あ、あはは。久しぶりだね、影山くん』



影山「…………ッス」




皆が困惑してる中



田中「おいごら影山ァァァァァ！！！」


西谷「天使に気安く触んじゃねぇ！」


田中「俺たちは話したこともねぇのに抱きつく仲？舐めてんのか？ペロペロか？」




……ペロペロ？




『そ、そんなに怒らないで…。えっと…田中くんと、西谷くん………。』




田中「ぐへぇっ」


西谷「ぐほぉっ」




望月「っ」




…あはは、悔しそうな顔しちゃって。笑える




望月「龍くんと夕くん！大丈夫！？」




うん、焦ってるね



私は下の名前で呼んでるってマウント取り出してるもんね




作戦上手く行ってるなぁ




澤村「…ところで、篠原さんは影山とどういう関係なんだ？」



菅原「あ！俺もそれ気になってた！」



東峰「影山、バレーしか興味ないもんなぁ…。」



清水「……私も、気になる…。」




ふーん、この人たちが3年生か




じゃあ、この人達の好感度をあげないと…ね




『私、影山くんと同じ北一出身で、話したことあるんです』




日向「なっ！！おい影山！聞いてねぇぞ！」



月島「その前に離れた方がいいんじゃないの？王様」




“王様“



私が卒業した後から影山くんはそう言われるようになったらしい



勿論、知ってはいるけど、チャンスは自分から作り出すものだもんね？




『…………王、様？』



きょとんとした顔で高身長のメガネくんを見つめれば、彼はニヤリと笑って




月島「先輩知らないんですかぁ？影山、王様って呼ばれてるんですよ」



『え？何で…？』



彼はふっと笑って口を開いた



月島「自己チューの王様。横暴な独裁者。

そういう意味が込められてるんですよ」



影山くんは何も言い返さなかった




だけど、私を抱き締める力が強くなったことから、悔しい思いをしてるのは充分伝わってきた




『…そう、なんだ…。でも、そういうプレーをしたのには、何か理由があると思うし、北一では影山くんの力を思う存分発揮できなかったって言うのもあるから、全部が全部、影山くんが悪いって言う訳じゃないと…思うよ？』




私がそういうと、驚いた顔をする人がいたり、笑ってる人がいる




こーれは、効果抜群かな？それとも……。




菅原「グスッ、篠原さんは優しいんだなぁ！」



『……はい？』




田中「性格まで天使とは…！！」



西谷「天使越えて天使！！」





効果抜群




望月「…………」




だね？

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